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Gengoの翻訳テストの難易度が高くて2回連続で不合格になった話

Gengoの翻訳者にチャレンジ・テスト不合格 中国語

翻訳業務でプロを目指す人にテストを実施して合格すると翻訳業務を受注できる『gengo』というプラットフォームがあります。

昨今の副業ブームで副収入に関心があった私は偶然知ったgengoの公式サイトで中国語を日本語に和訳する翻訳レベルをチェックするためのテストにチャレンジしましたが、残念ながら2連発で不合格になりました。

翻訳の世界は簡単じゃないことは知っていましたが、和訳ならなんとかなるだろうとタカをくくっていたら痛い目を見ました。色んなことにチャレンジして内面的にもリフレッシュしたかったのですが、手痛いしっぺ返しを食らった気分です。

【株式会社gengo】が運営する翻訳プラットフォーム『gengo』とは

gengoは2023年現在、世界48カ国地域の言語を翻訳するサービスを提供する翻訳専門プラットフォームです。業務依頼はwebで受け付けてwebで対応します。

単価は1文字単位で計算されますが翻訳レベルによって大きく異なります。翻訳レベルはスタンダードとプレミアムの2パターンに分かれており、スタンダードは標準レベルのテストに合格した翻訳者が対応し、プレミアムは上級レベルのテストに合格した翻訳者が対応します。

さらに追加サービスという最上位のレベルが存在しますが、これはビジネスレベルの翻訳が可能な翻訳者が対応します。ここまで来ると所謂その道のプロと呼ばれるレベルです。

  • スタンダード 単価 1文字 5円~
  • プレミアム  単価 1文字 9円~
  • 追加サービス 単価 お問い合わせ

私が挑戦したのはスタンダードの翻訳者になるためのテストでしたが、簡単に訳せたつもりだったのに「多数の重大なミスが見当たりました」と酷評されてしまいました。

私は学生時代に中国留学の経験がありHSK(漢語水平考試)7級を取得していたので、もしかしたらいけるかもと期待していましたがサッパリでした。

実は新卒で就職して3年目の頃に翻訳実務検定を受けたことがありますが、その時も合格ラインが70点なのに60点しか取れず悔しい思いをしたことがあります。マイクロソフトとリナックスが中国市場に参入した際の論評を和訳したのですが、「ダモクレスの剣」を誤訳してトンチンカンな日本語で表現して酷評されたのを覚えています。

HSKとは~旧HSKと新HSKの違い

2023年現在、HSKは世界で最も知名度の高い中国語の資格試験として認知されていますが、私がHSKを初めて受験したのは1998年の中国でした。

当時のHSKは東京・大阪・名古屋の各会場で1年に1回しか受験できず、留学生は中国で受験するのが慣例でした。というよりも本来は中国のみで実施していたものを外国でも実施ていたのです。

HSKはそもそも中国国外に居住する中華系の人を対象に中国語力を向上・測定することを目的として開発された試験なので、受験者には中国語に不慣れな英語圏在住の華人や、インドネシア・マレーシア在住の華人が結構いたのを覚えています。

そのため、日本人でHSKを受験する人というのは1998年当時ではまだ少なく、就職の面接でもHSKと聞いて知っている人は片手で足りるくらいしか会ったことがありませんでした。大手企業の人事幹部でも知らないのが当たり前でした。

なお、HSKは2010年に新HSKに改名され、名称だけでなく試験のシステムや内容も変わりました。現在のHSKと旧HSKの違いは、旧HSKは1~11級までありましたが、新HSKは1~6級となります。

また、旧HSKでは口語(スピーキング)はありませんでしたが新HSKでは口語(スピーキング)が必須で、より実践的な試験内容に変わっています。

旧HSKは初級・中級があ同じ試験内容となっており、1・2級は非該当、3~8級が中級に該当します。また、外交官試験やガイド試験を受ける人などのために高級試験も別途あったようですが、私の知る限り当時は北京だけで受験できたようで、クラスメイトが信じられない下手くそな中国語で10級に合格して皆を驚かせたのを覚えています。

  旧HSK
  1・2級
初級 3・4・5級
中級 6・7・8級
高級 9・10・11級

新HSKは筆記試験と口頭試験の2つを別々に受験します。筆記試験は1級~6級に分類されるため希望するものを6種類から選べます。

また、口頭試験は筆記試験のレベルとは関係なく初級・中級・高級の3段階から希望するものを選択して受験します。つまり、筆記試験の6級と口頭試験の高級に合格すれば最高レベルというわけです。

この点、旧HSKが得点に応じて成績を決定するのとはシステムが異なります。旧HSKでは良くも悪くも判定が出ますが、新HSKでは合格か不合格のどちらかしか判定されません。

私の場合は旧HSKで総合332点だったので7級と判定されたのであって、7級を受験したのではありません。

新HSK
筆記試験 口頭試験
1~6級 初級
中級
高級

gengoのテストは不合格になると半年間受験できない

そもそも級HSKの中級で最高位は8級だったので、一部の例外を除きHSKを受験する人の目標は8級でした。残念ながら力不足で7級だった私はお金と時間をケチり過ぎて再度挑戦することがなく、かわりに民間の翻訳実務検定を受けたりしましたが、やはり結果は思わしくありませんでした。

あきらめの悪い私は性懲りもなく20年以上のブランクを無視して初めて出会ったgengoのスタンダードのテストにチャレンジしたのです。

ところで、gengoのスタンダードテストを受験するには事前に簡単なPre-testを通過する必要があります。Pre-tesはたったの5問で外国語から日本語、日本語から外国語のどちらでも選択できます。

私は中国語→日本語を選択してパスしたのでスタンダードテストを受けましたが、出題された中国語の文章じたいは中国語の読解力がある程度備わっていれば可能なレベルだと感じました。

ただし、厳密に和訳するとなると話は別です。

特に中国語に関しては句点と読点の使い方が厳密で、日本語のような感覚で適当に訳して今うと意味が通っていてもアウトになります。この辺が翻訳業界の厳しいところで、「日本人だから意味は分かりますよね?」が通用しないのです。

ルールが厳しいというか、そもそも私は翻訳業界についてあまりにも無知であることにようやく気付いたのでした。意訳はもちろんのこと、書かれていない伏線を勝手に読み取って文字化してもアウト。逆に読み取るべき伏線を読み取れなくてもアウト。

本音を言うと、試験に不合格なのは実力不足なので仕方ないとして、どこが間違っているのか指摘してもらえないのは非常に残念に感じます。それに気付かないようであれば、そもそも受験する資格は無いと言わんばかりの厳しさを感じるのは私だけでしょうか。

だからです。2回目も同じように簡単だと感じながら酷評されて不合格になりました。しかも「重大な誤りが多数」あるとのことで、悲しくなりました。

そうです。重大な誤りがあるのに具体的に指摘してもらえないのです。

さらに悲しくなるのが次の受験まで半年間も待たなくてはならないことです。gengoでは、一度でも試験に不合格になると半年間経過しない再チャレンジできない決まりになっているのです。

旧HSK7級でgengoのテストに通用しないなら翻訳スクールしかないかも?

どうも級HSK7級ごときではgengoの中日和訳(スタンダード)のテストをパスするのは無理なようです。

というよりも単語を理解できているのに和訳に失敗するということは表現力が足りないのか?

それさえも分からない始末ではお手上げです。

というわけで、翻訳スクールに高額なお金を払って行く人の気持ちが痛いほど理解できたのですが、サイマル・アカデミーの週2時間・半年間の講義が126,720円!

もうこれで駄目なら諦めるしかない。と思いながら全く決心できません。だって安いけど講義が週にたったの2時間しかないんだもん!

以上、翻訳業界に足を踏み入れようとして爪先をかすることさえできなかった失敗談でした。

最後に、翻訳業界について興味深いことを書いておこうと思います。

翻訳業界は言語を問わず閉鎖性が強い業界です。これだけネットで色々な情報が入手できる時代になったにも関わらず、翻訳の技法に関する情報だけはほぼ皆無と言っても良いでしょう。

現状では中国語の和訳でAIが翻訳の役に立つことはあっても、AIに取って代わられる可能性は極めて低いと断言します。それくらいAIの翻訳力などたいしたことないですし、はっきり言って使い物になりません。

英語に関して言えば日本在住の英語圏の人口が多いので運が良ければ教えてもらえたりしますが、中国語をはじめ英語以外の言語については翻訳業界はナイーブです。

その理由は簡単で、翻訳業界の人達は情報を公開すると自分たちの仕事がなくなることを極端に恐れているからです。

しかし、この考え方はある意味で時間をかけて翻訳業界を衰退させることに繋がりかねません。なぜなら優秀な翻訳者が育つ機会を与えない土壌作りに専念することは、ネットやITの世界が今のように誰でもやる気次第で技術者を目指せる時代になったのと正反対の方向へ突き進むことになるからです。

その結果、私のような半端者が巷に溢れ、翻訳業界の望むとおり大金をはたいて翻訳学校に行くどころか、結局はあきらめさせてしまう結果になるのです。

つまり日本の翻訳業界は自分たちの保身に凝り固まるあまり自分たちが存命中の収益システムを維持することに執着し、新たな人材が生まれて成長する努力を怠ってきたのです。

私は姉がシンガポール在住で向こうの家族と交流があるため中国語の日常会話には困ったことがありません。しかし「象牙の塔」は高くて買えないのが残念です。

シンガポール人が普段日常会話で使っている英語や中国語について興味のある人は、中国語を母国語とするシンガポール人は互いに英語でコミュニケーションとれるのかを読んでみて下さい。

同じ華人でもシンガポール人はシンガポール人のアイデンティティーを持っていて面白いんですよ。最近、日本で起業して成功した人でシンガポールへ移住する人が多いですね。

私に言わせればシンガポールは買い物の街、本当の観光はマレーシアがおすすめです!

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