この記事ではCCレッスン(cclesson)の口コミや評判と実際に無料で体験レッスンを2回受けた感想を率直に紹介します。また、合わせてCCレッスンの料金プランや他社サービスと比較した際のポイントについても解説します。
昨今のスマホやネットの普及も相まって様々な語学をはじめプログラミングなど多くの分野でオンラインスクールやオンライン講座が普及するようになりましたがCCレッスンもそのひとつです。
月額9,790円で1回25分のレッスンを毎日受講できることが中国語学習者にどれだけの効果をもたらすのか、中国留学1年を経験して翻訳畑で仕事したこともある筆者が巷で見かける評判を検証してみました。
私は義理の兄がシンガポール人で、祖父は戦後中国に残り父は中国と北朝鮮の国境でで生まれ10歳になってようやく帰国したという家に生まれたこともあり、一族のルーツに興味を持ち中国語を専攻した経緯があり、1年に何回か会う義理の兄と会話する時以外に中国語に接する機会はありません。
ちなみにHSKは旧HSKで7級でしたが、今は試験に口語(スピーキング)もあるので今後再チャレンジしようと思っています。はたして、私のような境遇の場合CCレッスンのどのプランを利用するのがベストか、自分目線で考察してみようと思います。
【CCレッスン】の料金プラン
CCレッスンの料金プランは定額レッスンプランとポイントプランに分かれています。また、定額レッスンプランは【毎日プラン】【平日プラン】【週末プラン】に分かれています。
定額レッスンプランは決まった曜日だけ授業を受けることができるプランですが、1日に何度も利用することはできません。例えば、毎日25分プランを月曜日に25分利用したら、その日はそれ以上利用することはできません。ただし、決まった曜日を全てフル活用できるので、25分プランを30日続けて利用することは可能です。
逆に毎日プランで契約しているのに1カ月で10回しか利用しなかったとしても月額料金は変わりません。つまり、できるだけたくさん利用した方がお得になります。
毎日プラン
毎日プランは1回の授業で利用できる時間が4パターンに分かれていて時間によって料金が異なりますが、1週間毎日授業を受けることができます。
月額料金 | 利用できる曜日 | |
毎日25分プラン | 9,790円 | 月曜~日曜まで毎日25分 |
毎日50分プラン | 15290円 | 月曜~日曜まで毎日50分 |
毎日75分プラン | 21,890円 | 月曜~日曜まで毎日75分 |
毎日100分プラン | 26,290円 | 月曜~日曜まで毎日100分 |
平日プラン
平日プランも1回の授業で利用できる時間が4パターンに分かれていて時間によって料金が異なりますが、月・火・水・木のみ授業を受けることができます。金・土・日は利用できません。
月額料金 | 利用できる曜日 | |
平日25分プラン | 8,250円 | 月曜~木曜日まで毎日25分 |
平日50分プラン | 12,650円 | 月曜~木曜日まで毎日50分 |
平日75分プラン | 18,150円 | 月曜~木曜日まで毎日75分 |
平日100分プラン | 21,450円 | 月曜~木曜日まで毎日100分 |
週末プラン
週末プランも1回の授業で利用できる時間が4パターンに分かれていて時間によって料金が異なりますが、平日プランの逆で月・火・水・木だけ授業を受けることができます。月・火・水・木は利用できません。
月額料金 | 利用できる曜日 | |
週末25分プラン | 5,720円 | 月曜~木曜日まで毎日25分 |
週末50分プラン | 9,020円 | 月曜~木曜日まで毎日50分 |
週末75分プラン | 12,320円 | 月曜~木曜日まで毎日75分 |
週末100分プラン | 14,520円 | 月曜~木曜日まで毎日100分 |
ポイントプラン(月額購入)
毎月決まった金額のポイントを購入し、ポイントを使って自分の利用したい日時を指定してレッスンを受ける場合に利用します。
なお、ポイントは3100P(3,300円)~35000P(33,000円)まで7種類から選択できます。
*ポイントに有効期限はありません。
ポイントプラン(単発購入)
ポイントプランは契約したプランに含まれていない対象外の曜日や、その日の上限を超えて利用する場合に最低1,000円から購入できるポイントを利用して授業を受けることができるサービスです。ポイントはあらかじめ授業に必要なポイントを購入する必要があります。
簡単に言うとスポット利用のようなものです。ポイントプランを活用して毎日プランで1日に2回授業を受けることが可能となります。
なお、ポイントは1000P(1,100円)~225000P(220,000円)まで12種類から選択できます。
*ポイントの有効期限は購入金額によって異なります。
定額レッスンが向いている人
定額レッスンは1回に予約できる回数が4回までなので先々までの予定を立てることはできませんが、ある程度規則正しい学習リズムを整えることは可能です。
例えば週に最低でも3回はレッスンを受けるようにしたいとか、間を空けずにリズミカルに学習をすすめたい人には向いています。
初学者の方はとにかく聞く時間・話す時間ともに多ければ多いほど良いので、定額レッスンの受講が向いていると思います。
また、過去に中国語を学習した経験がある人でもかなり長い間中国に接する機会がなっかったりすると、初学者とは言えないまでもある程度まとまった時間継続して聞いたり喋ったりしたほうが、听力(ヒアリング)・口語(スピーキング)ともに回復時間が早くなります。
ズバリ、私みたいにブランクが長い人は過去の学習環境と照らし合わせると最低でも毎日25分プランか毎日50分プランが最適だと感じます。そして、慣れてきたら学習時間の間隔を空けるなどしていくと効果的なんじゃないかと思います。
短期間で効果を出そうと思ったら、1日25分はハッキリ言って短すぎです。ただし、それも毎日繰り返すと地味に効果が出るはずです。語学はとにかく継続・反復が肝です。また、言い回しとかのバリエーションも人によって異なるので何人か異なるタイプの人と接するようにしたほうが良いでしょう。
方言(fanyan)は隠しても出るもので、東北の人と湖北省・四川省の人とでは致命的な違いがあります。そういったちょっとした方言のクセなんかも吸収出来たら面白いですね。なぜなら方言もひっくるめて中国語なので。
定額レッスンのメリット
また、毎日プランを始めとする定額レッスンのメリットはお気に入りの講師がいるかいないかで明らかに変わります。毎日プランでは自分がレッスンを受けることができる時間帯で予約可能な講師しか選択できないので、よほどタイミングが合わない限りお気に入りの講師のレッスンだけを毎日受けるというのは無理でしょう。
そのため、毎日レッスンを受けることができたとしても必ずしも相性の良い講師ばかりを選択できるわけではありません。逆に誰とでもある程度普通にコミュニケーションとることに自信がある人には本当にメリットしかありません。それこそ予約できる講師が選びたい放題です。
ポイントプランが向いている人
ある程度のレベルに到達している人でブラッシュアップのためにネイティブの中国語に接する機会が欲しいという人にはポイントプランが向いているかもしれません。全然聞いていないのと時々聞いているのとでは听力(ヒアリング)もかなり違ってきます。
また、ある程度のレベルに到達しているわけではなくてもマイペースで学習を進めたい人にもポイントプランが向いているかもしれません。人によっては毎週決まった曜日に規則正しく学習するのが向いていない場合があるかもしれません。
いずれにせよ、ポイントプランは短期集中型の中国語学習を計画している人にはあまり向いていません。短期集中で取り組みたいなら定額レッスンを受講したほうが効果的です。
なお、ポイントプランを利用してレッスンを受ける場合、予約画面に表示された『通常レッスン』のポイントが適用されます。通常レッスンに必要なCCポイントは講師によって異なるので、なるべくレッスンの回数を増やしたい場合は、ポイントを多めに購入するかレッスン単価の低い講師を選ぶ必要があります。
ポイントプランのメリット
ポイントプランなら自分の都合で受けたい曜日や講師を選択できるので、レッスンの頻度は規則的にはなりませんが特定の講師だけに絞ることも不可能ではありません。
ハッキリ言って、毎日プランを利用するなら誰が相手でも思っていることを積極的に話せるような人でないと、相手によっては会話が弾まなくて困る可能性も考えられます。ポイントプランを利用すると毎日利用しないと損をするという制約がないため、自分の都合だけで講師を選ぶことができるメリットがあります。
【CCレッスン】の料金プランを他社と比較
CCレッスンの料金プランがどれだけ安いか、英会話で有名なDMM英会話や産経オンライン、台湾中国語教室C-tuorと比較してみました。
下表はCCレッスンで毎日プランを利用した場合の料金やサービスの内容を他社と比較した結果となります。CCレッスンは1レッスンあたりの料金単価が他社より圧倒的に安いことが分かります。
CCレッスン | DMM英会話 中国語レッスン |
産経オンライン 中国語会話 |
台湾中国語教室 C-tuour |
|
利用プラン | 毎日プラン | プラスネイティブ 毎日1レッスン |
チケットプラン5回 | オンライン マンツーマンレッスン |
入会金 | 0円 | 0円 | 0円 | 3,300円 |
月額料金 | 9,790円 | 19,880円 | 11,000円 | 11,000円 |
1レッスンの料金 | 316円 | 641円 | 2,200円 | 2,750円 |
1レッスン | 25分 | 25分 | 25分 | 60分 |
1日の上限 | 1回 | 1回 | 何回でも可能 | 1回 |
1カ月の最大回数 | 31回 | 31回 | 5回 | 4回 |
担当講師 | ネイティブ | 台湾ネイティブ | ネイティブ | 台湾ネイティブ |
レッスンの形式 | マンツーマン | マンツーマン | マンツーマン | マンツーマン |
使用する漢字 | 簡体字 | 繁体字 | 簡体字 | 繁体字 |
体験レッスン | 2回無料 | 1500円/1回 | 1回無料 | 2,750円/1回 |
*料金は税込価格で表示しています。
【CCレッスン】の口コミや評判
CCレッスンに関する体験談やツイートはネット上でかなりたくさん見つけることができました。中国語学習者にしか分からないニッチなツイートも多く、見ていて面白いですね。
ほんとに多くの人に利用されているので中には納得できずすぐヤメテしまった人もいるようですが、酷評に値するものはまだみつかっていませんし、コスパの良さを重視して選んだという口コミが多いのは印象的でした。
また、オンラインスクールという特性上、世界中どこにいてもネット環境さえ整っていれば受講できるのは大きなメリットで、海外在住の方が受講しているケースもあります。
最近パラグアイで中国語を勉強し始めている。CCレッスンというサービスを使ってみているのだけど、とりあえず無料登録しておくだけでHSKが5%オフで受験できるのが地味に得そう。(プランを契約してると15~40%オフになる)
— Satoshi377🇵🇾 (@Satoshi377) January 31, 2023
先月からccレッスンを始めてみて(はじめてのオンライン有料会話レッスン)、ほんとによかったなと思う。日替わりで先生を変えられて、同じ話題でもいろんな語彙の選び方をする人がいて、自然に類義語の引き出しが増える
— kawase (@kawase77558539) June 5, 2021
CCレッスン終了〜!!
中国語で質問してくださいって言ったのに、全然聞き取れなくて結局日本語でお願いしてしまう…
つらい😭😭😭
しかも谢谢がシィシィに聞こえてわからなかったんだけど、方言?訛り?なのかなあ💭
1対1はエネルギー使うから疲れた〜〜〜
もっとスムーズにお話がしたい…— Karen (@studylife_1996) February 9, 2021
今日はCCレッスン体験2回目。日中ネイティブの先生に発音を見てもらった。緊張し過ぎて汗かいたけど、an,ang以外は良さそうで安心…フリートークも少し出来て、楽しかったな…#CCレッスン
— ちんしゃん@中国語なんとかしたい (@qingxiang_j) September 28, 2020
今日はCCレッスン体験2回目。日中ネイティブの先生に発音を見てもらった。緊張し過ぎて汗かいたけど、an,ang以外は良さそうで安心…フリートークも少し出来て、楽しかったな…#CCレッスン
— ちんしゃん@中国語なんとかしたい (@qingxiang_j) September 28, 2020
無料体験レッスンを受けてみた感想
無料で会員登録してもらった450CCポイントを利用して無料体験レッスンを受講してみました。体験レッスンは講師によって必要なCCポイントの数値が異なり、予約画面に講師それぞれの体験レッスンに必要なCCポイントが記載されています。私は無料体験レッスンが200CCポイントの講師を予約して体験レッスンを受けました。
講師の出身地:黒竜江
発音:かなり綺麗(エクセレント)
回線の接続:繋がりにくかった
私が担当して頂いた講師の方は黒竜江出身の女性の先生でしたが、予約画面で見た口コミとは異なりけっこうリラックスして話せる人でした。口コミだけ読むと真面目で固そうなイメージを想像しましたが、話してみると普通でした。
また、事前に伝えてあった自己紹介の短文について色々聞いてくれたのに対してこちらが具体的に返答するという会話内容だったので、トピックが事前にある程度決まっていたのは良かったと思います。
来日経験もなく日本語も話せない先生でしたが、どうしても口頭で伝わらない表現があった場合はお互いチャットで漢字を入力して確認することもできたので、学習を進めるうえで不便はなさそうだと実感しました。
ただし、これはどちらの問題か分かりませんが、お互いSkypeの回線が繋がりにくく、レッスンの開始が5分ほど遅れてしまいました。それでも講師の先生は繋がるまトライするようチャットでメッセージを送ってくれた結果、最終的に繋がりました。
*ちなみに、国内で友人とSkypeでやり取りする時もけっこう同じ現象が起きています。
レッスンの内容は具体的に問題点を指摘してもらったりせず聊天(liaotian)の形式で進めましたが、 25分はあっという間に過ぎてしまいました。人にもよるでしょうが40分くらい話せたほうが良いと感じます。
講師の印象は人柄に癖がなくて話し易かったのと、発音がかなり綺麗で聞き取り易かったのは助かりました。やっぱり東北出身の人は発音が綺麗というのはあながち偏見ではないと思います。
講師の出身地:湖北省
発音:かなり綺麗
回線の接続:すぐに繋がった
残り250CCポイントを利用して2回目の無料体験レッスンを受講しました。1回目は東北の先生で発音が綺麗だったので2回目はわざと湖北省や四川省あたりの方言がきつい地域の出身の講師を選択しました。
私は学生時代に湖北省武漢大学で1年留学した経験があるので武漢周辺の方言が出てくるかもと期待したのですが、予想に反して講師の方の発音は非常に綺麗なだけでなく、相手のレベルに応じてゆっくり話してくれているのがよく分かりました。
たぶんレベルの高い受講生ならもっと早く話せるのだと思いますが、口コミに書かれてあったとおり話し方はゆっくりで丁寧。しかもこちらが話している時に表現に困ったことに気付くと、それを察知してチャットで「それは○○という風に表現します」とフォローしてくれます。
勘の良いというか、外国人に中国語を教えるのが初めてではないことがすぐに分かったので経験を尋ねてみたところ、学生時代からやっていてもう3年になるとのことで、なるほどと感じました。
特に2回目の講師の方の物腰を見て感じたのは、中国は私の知らない20年のうちに想像を絶する変化を遂げたということです。噂には聞いていましたが、生活様式から余暇の過ごし方に至るまで随分と変わっていることに驚きました。
これは私の提案ですが、25分という短い時間で充実した会話を成立させようとするなら話題は事前に自分で考えて置いたほうが良いです。そうでないと行き当たりばったりでレッスンを初めても会話の展開も行き当たりばったりになっていまいます。
最初のほうはお互い知らないことだらけなので質問することも多いですが、ある程度自分の事を話し切ってしまうと話題に困る人もいると思います。
【CCレッスン】のメリット・デメリット
まずはメリットですが、コスパの良さとプランがたくさん用意されている点はよく考えられていると感じます。要約すると下記の内容となります。
次にデメリットですが、口コミを見る限り講師に当たり外れがあるようです。とは言っても、講師の当たりハズレはどんな語学スクールでも必ず付いて回る宿命的な課題なので、それを気にし過ぎると語学学習は前に進みません。
本当にデメリットがあるとしたらCC(ポイント)のシステムがちょっと分かりにくいという点だと思います。分かれば単純なシステムですが、分からなければ釈然としません。
まとめ
CCレッスンの無料体験レッスンを2回受けてみましたが、会話の練習には効果がありそうだと感じました。ただし、「25分じゃなくて40分だったらもっと良いのに!」という筆者の我がままは25分のレッスンを2回続けて受けることでしか実現できません。
25分が50分になると単純計算しても分かる通り料金が2倍になります。CCレッスンはサブスクで入会金も無料なので、2~3カ月続けて月に2万円くらいかけても良いかなというのが結論です。
もちろん、毎日プランで25分ずつ継続するのもありだと思います。体験レッスンは無料なので適当な対応されたらどうしようとかなり警戒しましたが、ちゃんと良識ある対応をしてもらえることも分かったので利用価値があることは十分確認できました。
あとは試験対策で利用するのか、それとも商用でビジネス会話を使える会話力を養うために利用するのか、利用者の用途に合わせて考える必要があります。CCレッスンは500人くらいの講師が在籍していて講師の経歴や年齢層も多種多様なので、有料で利用する前に講師一覧から講師の経歴など一読されることをお勧めします。
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