【バウンサー12巻ネタバレあらすじと感想】獅子戸と蜂野の前に現れた鈴木の目的とは?

バウンサー11・12巻 漫画

2021年12月20日、バウンサー待望の12巻がようやく発売されました。ヤングチャンピオンで連載中の当作品はコミック発売までに平均10カ月後ぐらいかかるのでファンにとっては待望の発売日でした。11巻の最後で獅子戸の覚悟を見抜いた柿根は彼を見逃す代わりにある質問をします。「君が向かっていく先に希望があると思っているのか?」

 

登場人物

獅子戸丈一郎(ししど じょういちろう)

蜂野信也(はちの しんや)

虎井清十郎(とらい せいじゅうろう)

小池珠理奈(こいけ じゅりな)

小池勇輝(こいけ ゆうき)

剛堂海星(ごうどう かいせい)

11巻の最後のあらすじ

今は剛浄会の幹部である柿根ですが、かつては中東で仕事をしていたことがあったようです。詳しい内容までは紹介されていませんが、虎井清十郎も中東にいたことがあると話しています。

柿根は中東で武装組織に頭部を2発打ち抜かれ、脳を損傷したにも関わらず一命を取り留め、残った脳の残存能力をフル活用する力を発現させた結果、他人の心の中がビジョンとして見える能力をみにつけました。

柿根は獅子戸がセキュリティーの仕事の一環で、関暴連の金を横領して命を狙われているクズの有賀勇気から身辺警護を請け負い、有賀が危うく命を落としかけたのを阻止するためにやむを得ず兼一を射殺したこと知っており、兼一の祖父から獅子戸の殺害を依頼されています。

そして、貸し切りの店に獅子戸を閉じ込めて大勢の組員で取り囲んだ末に、獅子戸の命を賭けた覚悟を超能力で見抜き、割に合わないと判断してその場は見逃すことにしたのです。

そして、命からがら店を後にした獅子戸が自身の心で感じた気持ちは、

希望なんてない・・・

だからこそ

自分に従って生きていくしかない

これが獅子戸丈一郎の答えでした。

12巻のあらすじ

12巻では10巻から続いているAV女優の小池珠理奈と息子の勇輝がストーカーに狙われていることで、所属事務所の依頼で身辺警護を開始した話の続きになります。

珠理奈はちゃんと優しいママになれていた

10巻では珠理奈がちてやりきれない感情が爆発して息子を虐待していたために、拳に妙な痣があることを蜂野に指摘され動揺しますが、実は昼間ジムでやっているボクササイズによることがわかり、2度と虐待をしていないことを本人の口から聞き出すこともできました。

ところが、蜂野は勇輝の腹部に酷い痣があるのを確認し、それが他害によるものだとすぐに見抜きます。そして珠理奈が2度と虐待をしていないことを確信した蜂野は勇輝が学校で酷いイジメに遭っていることを見抜きます。

以前、学校の帰り道の身辺警護を依頼され勇輝の警護を担当した蜂野は、勇輝が妙に強がる態度をとったり痛がるしぐさが見られることなどから、勇輝の身になにかが起きていることはうすうす感じていたようです。

しかし、今回はっきりと腹部に大量の痣があるのを確認したことと、母親である珠理奈が本気でショックを受けている姿を見て、それがイジメによるものだと確信します。

蜂野は傷付いた子供の心がわかる男だった

イジメを受けていることを誰にも知られたくなかった勇輝は、皆に痣を見られたことがショックで家を飛び出しますが、蜂野が機転を利かして公園で発見します。

そして、子供の心を落ち着けてお腹の空いた勇輝に差し入れをするついでに自分も一緒に食べて話を聞くことにします。

この時の蜂野は普段の冷戦沈着で面白味も何もない蜂野とは全く違って、本気で子供の心を大事に思う一人の人間の姿が描かれています。

蜂野は無理に痣のことを聞き出そうとせず、勇輝が自分から話すのを自然に任せます。やがて勇輝は学校で母親がAV女優であることが神代寺グループの会長の大切にしている孫の神代寺英人にバレてしまい、彼から秘密を洩らさない代償として暴力を受けていることを告白します。

ここで蜂野は勇輝に対して、とても大切で重要なことを教えます。

それは斬新かつ世の中の真理を語っていて、子供に理解できるか否かはわかりませんが、蜂野は子供相手に真面目に諭します。

「蜂野さん

 牙の磨き方を教えてください」

バウンサー12巻より引用

蜂野の誠心誠意の励ましに心を開いた勇輝は、

「蜂野さん

 牙の磨き方を教えてください」

バウンサー12巻より引用

と泣きながら教えを請います。

この時、

勇輝は初めて心の底から蜂野に心を開くことができたのでした。

蜂野の指導はめちゃくちゃ深かった

その後、虎井の許可も得て東京フィストの道場で小学生の勇輝に対して牙を磨く方法を教えるための心構えの指導がはじまります。

この指導は大人が聞いてもビリっとくるほど物事の確信を突いたもので、私は強烈に共感するモノを感じました。

蜂野は勇輝に言いました。

イジメとは暴力であり イジメという言葉自体 

暴力を子供用にキャッチ―した表現だということだ

暴力とは理不尽で抗うことのできない力のことをいう

暴力そのものに 良い暴力も 悪い暴力もない

暴力は暴力でしかない事を理解してほしい

バウンサー12巻より引用

これは漫画界広しといえども超絶インテリジェンスな格式の高い名言だと言えます。

牙を磨く=暴力で仕返しをしようとする少年に対して、イジメに対抗するには虐める側よりも力を持つ以外に方法はないと教える一方で、その力の行使はどう説明しようが所詮暴力でしかないという極論を突きつけているのです。

しかし、これは社会の真理なのではないかと私も思います。力なき正義は無力だという主張には賛成ですし、その力もまた暴力に過ぎないことも認めざるを得ません。

最終的に蜂野は勇輝に法律やマスコミに訴える手段もあることを教えたうえで、本人がどの方法で仕返しをするのか自分で選択させます。

そして勇輝の選んだ方法は実力行使でした。

とことんバイオレンスなみずた漫画の真骨頂

ここで、蜂野や獅子戸に鍛えられた勇輝がすぐにイジメっこにリベンジできたらハッピーエンドでめでたしめでたしなのですが、みずた漫画のグロさはそれを許しませんでした。

なんと、鍛えている最中の勇輝は学校でイジメのリーダーである神代寺から性的な暴行を受けてしまい、ショックで自殺を図ろうとするのです。

まさにマンションから飛び降りようとする勇輝を蜂野と獅子戸のコンビが無線で連絡を取り合いながら見守ります。

そして、本人が自分から事実を話してくれたタイミングで蜂野は決心します。

君が今

求めていることを

俺に行ってくれ

バウンサー12巻より引用

勇気の口から出てきたのはとんでもない言葉でした。

俺に

人の殺し方を

教えてください

バウンサー12巻より引用

この危険な要求に対して蜂野は、わかったと答えます。

小池勇輝は有言実行の少年だった

それから勇輝は蜂野からナイフによる殺傷術や人体の急所についておそわり、やがてその日がやってきました。

神代寺が再び勇輝に乱暴しようとした際、勇輝は人気のない場所へ彼を誘い出すことに成功し、2人きりになったところでやる気満々の神代寺を勇輝のナイフが襲い掛かりました。

ボクシングの優秀な選手である神代寺でも刃物には敵わず、無抵抗のままだらしなく下半身をさらけ出し、血だらけになって大量失禁したまま気絶してしまいました。

そして、神代寺グループの会長から孫の世話を命じられている剛堂海星(ごうどう かいせい)が、神代寺英人の靴に仕掛けたGPSを頼りに駆けつけた時には勝負はついていました。

さらに、神代寺英人の非道をスマホの録画で確認した剛堂海星は、この期に及んで言い訳をする神代寺英人に対して強烈な一言を言い放ちます。

俺にどんな言い訳をしてもいい

だが人間には

やっていい事と

やってはならない事がある

バウンサー12巻より引用

さらに胸倉をつかんで、

あそこにいる彼に

殺されなかっただけ

有難いと思え!!!

わかったか!?

バウンサー12巻より引用

かばってもらうどころかしばき倒されてしまいました。

そして、勇輝のしたことも法的に問題ではあるが、こちらの恥が世間に公表されるほうが困るということで、お互いに警察沙汰にしないことで決着が付きます。

剛堂海星は虎井も認める実力者だった

今回の1件は子供のイジメの仕返しにしては中身が重すぎたと言えます。だいたい小学5年生の少年がイジメをした挙句、エスカレートして同性を性的に暴行するなど漫画でなければ普通はないと願いたいところです。

別の漫画作品を例に挙げると、ガンツやイヌヤシキでも同様の描写を描いていますが、それは成人での話です。子供が題材にされた作品でここまで描くのは少年ジャンプやヤングジャンプ、ヤングマガジンでもちょっと難しそうですが、ヤングアニマル・ヤングチャンピオンではベルセルクとかで見られる光景です。

それはそうと、今回の1件で剛堂海星が邪魔をして立ちはだかることが大いに予想されましたが、案外道理をわきまえた人間だったことには助かりました。

虎井清十郎の過去談によると、剛堂海星は元陸上自衛隊の空挺団の出身で、内戦中のイエメンで知り合ったそうですが、「控えめに言っても凄腕」だということです。

もしも、よこしまな心の持ち主で主(あるじ)の命令に忠実だったりしたら、蜂野も獅子戸も2人がかりでも敵わなかった可能性が高かったことを、後から2人とも自覚しているシーンは怖かったです。

衝撃的なラストシーン

最後に蜂野と獅子戸は2人で公園に座って今回のことを振り返ります。

そして、蜂野は獅子戸に今回のことがこれで良かったと思うかと尋ねます。

獅子戸は、決して良くないが代償を背負ってでも彼には守るべきものがあり、他人を傷つけたことで結果的に心に傷を刻むことになったが、

最悪なのは

そうなることがわかっていたにもかかわらず

彼を止めずにむしろ加担した

俺たちです

バウンサー12巻より引用

と正直な気持ちを語ります。

ところが蜂野はそれを素直に認めたうえで、

だが 同様なことが起これば

俺は彼の望むモノをまた与えるだろう・・・

バウンサー12巻より引用

と付け加え、獅子戸も、同じ気持ちであると答えます。

つまり2人はすでに同じ価値観に立った人間であることが、ここではっきりと証明されました。

暴力というものの概念の捉え方。その暴力に対抗するにはより強い力で対抗する以外に方法はないということ。

幼少期に酷い虐待を受けて育った2人の青年には、暴力という存在の理不尽さと、誰も助けてくれない現実に対処するための真理というものが、実力行使という答えになっていることは間違いありません。

 

お互い同じ考えであることに安心したのか、2人が互いに薄笑いをした次の瞬間、思いがけない客が現れました。

「久しぶりだワン・・・」

虎井の貫手(ぬきて)で肝臓と喉を刺された鈴木は佐藤に運び出されましたが死んだと考えられていました。なんと、獅子戸の殺害に失敗して虎井に殺されたはずの鈴木が現れたのです。

どうやって復活したのか?

また、なぜ今ここに一人で現れたのか?

今後の展開に注目です!

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