この記事はアイリスオオヤマのゲーミングチェアーGMC71を購入して、自分で組み立てて使用してみた感想を素直にまとめたレビュー記事です。
長年使っていた5万円の椅子を1年で2脚も破損してしまい、もう高額の椅子を買うのが嫌になったので、値段も性能もそこそこの商品がないか探してみることにしました。
そもそも椅子で座ったまま寝てしまうクセのある私は、85㎏の体重が椅子にどれだけ負担をかけるのか考えたこともなく、破損した椅子は全て溶接部分が折れていました。理由は変な体制で椅子に加重がかかったことにより想定外の壊れ方をしたみたいです。
しばらく反省して椅子無し生活をしていましたが我慢できず、たまたまゲーミングチェアーのECサイトに辿り着いた時に「これだ!」と思いました。なぜなら、ゲーミングチェアーは背もたれが長くて寝てしまう人にも向いている構造をしていると思ったからです。
安いのですぐにポチったら1週間で届いた
最近では翌日配達とか曜日指定できる通販サイトが多いですが、別にそれほど急いでるわけでもなかったので、何も指定せずに送料込みで12,980円で購入しました。注文した翌日には発送されたみたいですが、すぐには届かず1週間かかりました。
そして、玄関まで届けてもらった時、当たり前ですが「デカイ」と思いました。持ち上げてみるとけっこう重たかったです。女性にはちょっと厳しい重量ですね。
自室の机の前は新しい椅子が来るのを待ちわびており、すでに空席になっています。そこで到着してすぐに開梱して組み立てることにしました。
下の画像は段ボールの蓋をカッターナイフで切り開いた時の様子です。
これを見て言えることは、「綺麗に上手に収納されている」という一言だけです。
これから全部ビニールの包装を破いて取り出していきますが、途中でなにがなんだか分からなくならないよう、一応、紙にひとつひとつチェックしながら進めました。(通販ではたまに欠品とかありますので)
組み立てるのに1時間くらいかかった
説明書も同梱されていたので見ながら組み立てれば良かったのですが、実は気付かずに自分で考えながら組み立てました。それでも間違えることもなく普通に完成したので、説明書無しでも組み立てられる仕組みになっています。もしもの時は公式サイトにPDFの説明書があるので、そちらをダウンロードすることもできます。
あと参考までに、ある程度広いところで組み立てたほうがやり易いです。なんだかんだ、場所をとるので私の部屋みたいに4畳半で組み立てようとすると大変です。というわけで細かい部分は部屋で組み立てて、大きな部分は玄関で組み立てました。
足の組み立て
五角形のヒトデみたいな足が組み立てやすそうだったので、最初に足から組み立てました。
この小さな五本足の接続部品に足を全部はめ込み、ネジで固定します。
足1本につき2カ所ネジを締めるので、合計10カ所のネジ締めが必要です。
座椅子調整レバー+背もたれとの接続金具
椅子の角度を調整するレバーが付いた金具と、座椅子と背もたれをドッキングするための接続金具をネジで合体させます。次にそれを座椅子にネジで固定します。
ここまで来たら、先に組み立てた足を後で組み立てた座椅子の部分と合体させます。
座椅子を足と合体
このパイプのオレンジの部分を座椅子の穴に差し込みます。
パイプを座椅子に差し込んだら、さっき組み立てた五角形の足をパイプに突き刺します。この際、ネジ締めは一切ありません。ただ差し込むだけです。
座椅子と足をドッキングさせると床に普通に置くことができるようになります。
座椅子+背もたれ+ひじ掛け
座椅子部分と背もたれをネジで接続します。ネジ締めするのは背面の3カ所だけです。
座椅子と背もたれを接続したら、そこにひじ掛けをネジで取り付けます。
ひじ掛けを取り付けるネジ穴は、背もたれ側×1カ所と座椅子側に1カ所、つまり片側2カ所のネジ穴があります。
ここで注意して欲しいのが、座椅子とひじ掛けの密着具合がよろしくないことです。ネジをしっかり占めても座椅子とひじ掛けは絶対に密着しない構造になっているので、完成しても少々グラグラします。
ネジの締め方が悪いと勘違いしている人が散見されますが違います。これは明らかに構造上の理由です。そのため、手で揺らすと少しグラグラしますが、締めたりないのだと勘違いしてネジ穴が馬鹿にならないよう注意して下さい。
ひじ掛けを取り付ければ完成です。下の画像が完成した時の状態になります。背もたれに2カ所クッションを付ける必要がありますが、簡単なので図解は省略します。
アイリスオオヤマのゲーミングチェアーGCM71の座り心地はどうかというと
肝心の座り心地や使い心地はどうかと言うと、この椅子は明らかにリラックスタイプの椅子だと感じました。つまり、仕事で使用するようなオフィスに置かれる椅子とは異なります。理由は背もたれの付け根から座椅子の先端までが長いからです。
椅子にも色々ありますが、背筋を伸ばした状態で背もたれにピタッと背中を着けて座れる椅子とそうでない椅子に分かれます。アイリスオオヤマのGMC71は典型的な後者の部類に入ります。
つまり、背筋を伸ばして座った時に背中が椅子の背もたれに触れません。しかし、ダらっとくつろいで背もたれにもたれるには最適です。コップのように深い構造をイメージしてもらうと分かり易いですね。調整レバーで背もたれを完全に水平まで倒したら普通に寝れます。
ただし、クッション性はほぼ無いので、カチカチではないですが寝心地は良くないです。うたた寝してしまった時や、ちょっとだけ楽な姿勢でダラダラしたい時などは背もたれを倒すと最適です。
また、椅子の足と座椅子の接続部分は組手てたので分かりますが、パイプ1本で繋がってるだけですが折れる理由もありません。というのは、椅子の角度をどれだけ変えたところで体重がどこかの部位だけ極端に負担を与えるような設計ではないからです。
この点は私が最も求めていた性能のひとつだったので、5万円の椅子でも座り方次第で簡単に壊れる商品に比べれば随分と助かっています。恐らくこの椅子は溶接した箇所がどうのこうのといった壊れ方はしないでしょう。
ただし、ひとつだけ問題があります。それはひじ掛けが明らかに緩いことです。手で揺らすと普通にグラグラ動きます。これは組み立ての段階でも気づくことですが、構造上の問題でどうしようもありません。
ひじ掛けに対して垂直に体重をかけるぶんには多少グラグラしてても大丈夫ですが、立ち上がる時に手で斜めに体重をかけたりすると壊れるかもしれません。逆にそれさえしなければ壊れることはないと思います。
あともう一つ、PR画像に掲載されている足を延ばして載せることのできる座椅子の下のオプションですが、これは座椅子の裏面に軽く装着されただけのもので、体重をかければ破損すること間違いなしです。普通に足を載せるぶんには問題ありませんが、この部位だけに負荷を与えるのはNGです。
私はこのオプションは全く目当てではなかったので、普段から座椅子の下に収納したままですが、これが目当てで購入したくなる人の気持ちがよく分かりません。私は身長180センチの大柄ですが、こんなオプションを使用しなくても椅子に丸く収まって仮眠できています。
もしかして、私だけの特技だったりしたらスミマセン。
アイリスオオヤマのゲーミングチェアーGCM71のメリット・デメリット
この商品のメリットとデメリットは実際に購入した私みたいな大柄な人でないと分からないはずです。
なぜなら、この椅子は間違いなく大柄な人向けの設計になっているからです。
まずはメリットから。
続いてデメリット。
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