バウンサー7巻は3巻・4巻を彷彿させる状況からスタートします。雷門大治と朝風道也という筋肉ムキムキの化物2人が仲間を従えて有賀を捕まえに来ました。
幅の狭い橋の上で両端を挟まれて絶体絶命のピンチという状況で、獅子戸丈一郎は警護対象を守るというバウンサーの仕事に冷静かつ大胆に対処します。
この段階で獅子戸はバウンサーとしてもかなり実力が上がっており、2人を目の前にしても全く動じることがありません。警護対象の有賀を守り抜いて危機を乗り切るため常套手段を使います。
そして獅子戸はこの2人に関わったことで関暴連の怒りを買い、黒須東阿(くろすトーア)という危険な男とやり合う羽目になります。
登場人物
- 獅子戸丈一郎(ししどじょういちろう)
- 蜂野信也(はちのしんや)
- 鰐淵剛志(わにぶちつよし)
- 虎井清十郎(とらいせいじゅうろう)
- 高島亮一(たかしまりょういち)
- 佐藤
- 田中
- 有賀勇気(ありがゆうき)
- 黒須東阿(くろすトーア)
- フーミン
- 雷門大治(らいもんだいじ)
- 朝風道也(あさかぜみちや)
バウンサーの仕事とは警護対象を命がけで逃がすこと
獅子戸は雷門大治たちに囲まれた状況で、まず有賀を真っ先に逃がす方法を考えます。
そのためには敵の注意をそらすのが最も効果的で、獅子戸は防犯ブザーを鳴らします。
防犯ブザーの大音量は近隣住民に必ず聞かれることになり通報される可能性が高く、犯罪行為を犯している人間が最も嫌がることです。
獅子戸は敵が防犯ブザーの止め方がわからずパニックになっている間に有賀を逃がします。そして、車が止められて狭くなった路上の特性を有効活用し、多人数を相手に独りで闘います。
武器を所持して襲ってくる相手をなぎ倒し、とうとう雷門大治と朝風道也の2人だけとなります。この2人だけは普通に相手をして勝てる相手ではなさそうです。
ここで獅子戸が取った行動は作戦ではなく戦闘技術でした。2人の怪力に翻弄されてボコボコにされながらも、冷静に反撃のチャンスを伺います。
なんと獅子戸は蹴ってくる足、殴ってくる拳、全てに対して的確な肘打ちで返し相手の足と拳を完全にダメにしてしまうのです。
足が折れ、拳が潰れた状態で闘える人間などいません。この時点で雷門大治と朝風道也の敗北は確定しました。
有賀を拉致するために現れた連中を無事に弾き返した獅子戸は目撃者もいたことからすぐにその場を立ち去ろうとします。ところが雷門大治は逃げても無駄だと脅します。
すでに獅子戸の家の住所も職場も把握しているし、関暴連は絶対に手を引くことはないと念押しするのです。獅子戸は「そのとおりだ」と言わんばかりに振り返ると、2人を拉致してしまいます。
守ると決めた相手はたとえクズでも守り切るのがバウンサー
雷門大治と朝風道也の一件を片付けた後、獅子戸は無事に逃げ隠れていた有賀と再会しナイジェリアマフィアのボスであるヴィンセントのもとへ行きます。その目的は海外逃亡のための偽造パスポートを受け取ることでした。
有賀はヴィンセントに会うなりパスポートを要求しますが、ヴィンセントは有賀が以前に提示されていた200万をはるかに超える2,000万を要求したため有賀は面食らいます。
ところがヴィンセントの言葉に一度は怒った有賀でしたが、別の口座に金があるから払うと言い出します。実は金があるというのです。
そこで、ヴィンセントはクラブセキュリティーで英語も少々話せるようになった獅子戸と英語で内緒話をします。その内容とは、有賀が組織の1億を持ち逃げしたというのは今の話を聞いて本当だと確信したというのです。本当に盗んでいないなら2000万出せるはずがないと。
そして、有賀には関暴連からすでに1000万の懸賞金が出ているので、今この場で身柄を引き渡してもらえれば3分の1の額を獅子戸に払うと言うのです。
ヴィンセントのこの申し出に獅子戸が迷うことはありませんでした。
獅子戸にとって有賀勇気は警護対象のクライアントで、引き渡せないと言うのです。
獅子戸の毅然とした態度にヴィンセントは久しぶりに骨のある日本人に会えたことを喜び、2人を黙って帰すことにします。
元関暴連財務部門「黒須東阿」
獅子戸がセーフハウスで有賀を匿っているころ、関暴連では組織の金を持ち逃げした有賀を捕まえられなかっただけでなく、雷門大治と朝風道也が行方不明になったことで大変な騒ぎになっていました。
この件の責任者である関暴連のフーミンはこのままでは自分が責任を取らされて始末されると危険を感じ、すでに関暴連を抜けて一般市民としてコンビニでバイトに励んでいる黒須東阿(くろすトーア)に命乞いをします。
もう関暴連の仕事はしないと頑なに頼みを断る東阿でしたが、雷門大治と朝風道也が行方不明になっていることを聞き気持ちが変わります。なぜなら雷門大治と朝風道也は東阿の弟分として可愛がっていた過去があったからです。
そしてついに有賀が隠れているセーフハウスの場所は嗅ぎつけられ、東阿とフーミンが手下を連れて獅子戸たちの元へやって来ます。
2人の前に現れた東阿は頭ごなしに有賀を引き渡すよう要求することはせず、有賀からもらった依頼料の倍払うので有賀勇気・雷門大治・朝風道也の3人を返して欲しいと頭を下げます。
ところが獅子戸は頭を下げる東阿の頼みを「一度守ると決めた」からとあっさり断ります。
この時点で獅子戸と東阿率いる関暴連の構成員との1人対多数の壮絶なバトルが確定します。
獅子戸は有賀に部屋の中に入って施錠して通報するよう指示し自分1人で大勢の敵と戦いますが、無闇に戦うようなことはせずスクークグレネード(崔流スプレーと煙幕をまぜたもの)を使用して敵の視界を遮り、確実に一人ずつ片付けていきます。
下っ端を全員片付けた後、2人だけになったところで東阿が口にしたセリフは印象的でした。
君は冷酷でも残虐でもないがイカレテル・・・
引用元:みずたまこと バウンサー7巻 P192
一方、2人がこれから戦おうとしているその時、その様子を遠くから双眼鏡で観察している2人の男がいました。
それは隻腕の佐藤と牛マスクの田中でした。
佐藤と田中が獅子戸の前に現れた理由はどうも獅子戸と関係があるようです。しかしこの段階ではその目的が全く分かりません。
そして、獅子戸と東阿の戦いの行く末はどうなるのでしょうか?
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