DELLのノートPCではコスパNO1のVOSTRO。キーボードにデフォルトで設置せれたタッチパッド(touch pad)がありますが、文章を入力するときに手の親指の腹のあたりが当たってカーソルが意図しない場所へ移動するなど、かなり邪魔です。これを手動で無効化することで、入力作業のストレスを解消する方法を説明します。
ネットで調べた結果、WINDOWSのバージョンによって、画面のレイアウトが違うようで、私が求める解決方法を説明しているサイトに出会うことはできませんでした。しかし、時間はかかりましたが、自力で解決方法を見つけましたので、その手順について説明します。
グーグルなどの検索キーワードに「VOSTRO タッチパッド 無効化 」と入力して検索すると、DELLの公式サイトのページが表示されます。一応、DELL公式サイトにあるタッチパッドの無効化に関するURLも添付しておきます。
まずは、DELLの公式サイトの情報を試してみてほしいですが、それでも解決しない場合はこの記事で紹介する手順が役に立つと思います。
DELLのVOSTROでタッチパッドを無効化する方法
DELLのVOSTROのタッチパッドを無効化する方法は2つあります。
- 【システム設定】を操作してタッチパッドを無効化する方法
- タッチパッドのドライバーを削除する方法
【システム設定】を操作してタッチパッドを無効化する方法
①(WINDOW10)ホーム画面の一番左下に検索窓があります。そこに「touch pad」と入浴して下さい。
するとWINOWSの設定画面の「タッチパッド設定」が表示されます。
②これをクリックしてください。
③「タッチパッド」という画面に遷移しますので、「関連設定」の下に青字で表示された「追加の設定」をクリックしてください。
*WINDOWのバージョンによっては、この画面にタッチパッドのON/OFF設定画面が表示されますが、ここでは表示されない場合について説明します。
④「マウスのプロパティ」という画面が表示されます。
上部にDell Touchpad、ボタン、ポインターなどのタブがありますが、Dell Touchpadを選択してください。
下の方に「Dell Touchpadの設定を変更するときはクリック」と青字で表示された文字をクリックしてください。
⑤「DELL ポイントポインティングデバイス」という画面に遷移するので、「タッチパッド」という文字の真下にある「タッチON/OFF」と書かれた文字の左にあるスイッチを、左(ON)から右(OFF)に変更して下さい。
最後に、実際にタッチパッドを触ってみてカーソルが移動しないことを確認したら修了です。お疲れさまでした。
タッチパッドのドライバーを削除する方法
私が初めてタッチパッドの無効化に成功した時は、前述のシステム設定を操作する方法で解決しました。この方法は成功するとタッチパッドの上部にあるオレンジ色のランプが消えることで成功したことがわかります。
ところが、ランプが消えてもタッチパッドが有効なままで解決しないことがあります。それはシステムを再起動した時などがそうです。
理由は分かりませんが、Windowsを再起動させてタッチパッドが再度有効化されてしまうと、同じ手段で無効化することができなくなります。そうなると最終手段はタッチパッドのドライバそのものを削除するしか方法はありません。
私はデバイスマネージャーからタッチパッドのドライバに該当するものを削除したのち、Windowsを再起動させることでようやく解決しました。
手順は以下の通りです。
①Windows10の場合だと、画面左下のWindowsマークにカーソルを合わせて右クリックします。
②選択肢一覧からデバイスマネージャーを選んでクリックします。
③下記のようにデバイスが一覧で表示されるので、【マウスそのほかのポインティングディバイス】をクリックします。
④【Dell Touchpad】をクリックすると【デバイスのアンインストール】が表示されるのでこれをクリックします。
⑤PCを再起動して変更を反映させます。
⑥PCが再起動した後、タッチパッドが無効化されていればOKです。
なお、ドライバを削除してもタッチパッドの上のオレンジ色のランプは消えません。ランプがついたままでもタッチパッドが無効になっていればOKです。
ドライバを削除して再起動しても効果が無い場合
実はWINDOWSのバージョンをアップデートしていくと、タッチバッドのドライバを削除してPCを再起動してもOSが勝手にドライバを見つけてインストールする場合があります。
その場合の対処方法は2つあります。
- BIOSの設定を変更
- ドライバーをアップデートする
BIOSの設定を変更
BIOSのセットアップユーティリティでタッチパッドに該当する項目を”DISABLに”に変更して無効化するしか方法がありません。
ただし、VOSTROのノートPCはどんな場合でもタッチパッドの設定項目があるわけではなく、筆者の場合はタッチパッドの設定項目がありませんでした。
そのため、以前は通用したドライバを削除する対処法も今では通用しなくなりました。
ちなみに、DELLのサポートに電話して聞いてみたところ、使っているノートPCを購入して10年以上経過していることや、OSをアップグレードしたことによりサポートの対象外となるとの回答を得ました。
つまり、この問題は古いVOSTROのノートPCを使っている人には対応手段がないということです。
DELLでは、購入時にプレインストールされていたWINDOWSのバージョンが変更された場合はサポート対象外となるそうです。
はっきり言って、マイクロソフトのWINDOWSを使っている限りアップデートしないはずがないので、DELLの対応はややナンセンスというか、不満たらたらだと言えます。
要は、サポートして欲しければアップデートするなということです。
もしも今この記事を読んでいる方がVOSTROのノートPCを使ていてタッチパッドが無効化できずに困っているのでしたら、はっきりってあきらるしかありません。
すぐにDELL以外の別のノートPCに買い替えたほうが良いでしょう。
ドライバーをアップデート
筆者は全ての上述した全ての方法で成功と失敗を経験していますが、最終的にはドライバーをアップデートする方法で解決しました。
ドライバーは削除してもPCの再起動時に自動的にインストールされてしまうのでかなり困っていましたが、いろいろと調べるうちにDELLのノートPCはBIOSのドライバーも含めて公式サイトでアップデートできることが分かりました。
下記はアップデート対象のドライバーを検出してもらえるサイトのURLです。
*リンク先のURLが間違っていました。本当にすみません!公式サイトに変更しています。
このページで自分のPCのシリアルナンバーなどを入力してアップデートするべき項目を調べてもらえます。
調べてもらった結果、一覧でドライバが示されるのでダウンロードします。
手元の作業環境にダウンロードしたらひとつずつ順番にインストールしていきます。
必ずひとつずつ順番にインストールすることをおすすめします。
この方法で筆者のタッチパッドの問題は完全に解決しました。
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