坂をこよなく愛する坂バカに捧げる、「和歌山坂バカ100選」を自らの足でペダルを回して選んでみようと思います。もともと山に囲まれて勾配のきつい激坂が多い地方ですが、身近に手頃にたしなめる坂、ロードバイクでも無理なく登れる坂を選ぼうと思います。
ここは紀北地域で最も大阪に近い場所の一つでして、峠を越えればすぐに大阪府岬町に入ります。
麓から頂上までは約1.7キロしかないので、短いと言えば短いコースです。
足の強い人なら秒殺とまではいきませんが、分殺できるでしょう。
しかし、私のような初心者ロードバイク乗りにとっては、とても楽なコースとは言えません。かと言って難所とも思えません。
つまり初心者にはちょうど良いコースと言えるでしょう。
猿坂峠への行き方
猿坂峠へ向かうには、和歌山市方面から登るコースが1コース、岬町から登るコースが2コースありますが、勾配がキツイのは和歌山側です。
和歌山側
和歌山側から登る場合、オークワ・パームシティーの辺りから北側へ一本中の道へ入り、西脇グリーン団地の横を北へ登っていけば猿坂峠です。
西脇グリーン団地は、旧:和歌山西高(現:和歌山北高西校舎)から東へ数百メートル離れた近くに位置します。
西脇グリーン団地から猿坂峠までは、途中右手に小さなため池がある坂を過ぎて、右→左と大きくS字カーブを超えると、左手に看護学校があります。
看護学校から頂上までは勾配が最もキツイでしょう。
看護学校を過ぎて左に曲がり、赤い大きな橋を渡ります。
橋を渡り切ったらつづら折りになり、100mほどで猿坂峠に到着します。
大阪側
大阪側からは2コースありますが、どちらからのぼっても激坂は全く存在せず、あっという間に登り切ってしまいます。
①多奈川小学校前の信号からスタート(岬加太港線)
このコースは全長約7キロありますが、緩やかな坂を延々と走るだけで頂上の猿坂峠にたどり着けます。
めちゃくちゃ楽です。
途中、岬町の「いきいきパークみさき」に立ち寄って遊ぶのも良いですが、私が立ち寄った時は平日だったせいか、遊びに来ているひとは2、3人しかいませんでした。
土日もあんな感じだったら、なんかもったいない気がしますね。
とにかく、田園風景や山間の景色を眺めながら楽に登ることができるので、まさにポタリングには最適と言えるでしょう。
弁当持って行って山頂で食べて帰ってもいいんじゃないでしょうか。
なお、公園のある一角は企業や野球のグランドなども誘致されており、地域活性化の一旦も担っているようです。
詳細は大阪府の公式サイト内、いきいきパークみさきをご覧ください。
②楠木会館前の信号からスタート(岬加太港線)
①の信号から約1キロ和歌山方面へ進んだ地点。
楠木橋を通って西川を渡り、緩やかな坂を延々と走って行きます。
このコースは全長約6キロで、①のコースより少しだけ短いぶん、最後の猿坂峠の直前で少しだけ勾配が強くなります。
と言っても本当に少しだけです。このコースは山菜採りのために山を散策する人をよく見かけます。
ちなみに②のコースは猿坂峠のほうから下っていくと本当に気持ちがいいです。
岬町の谷間に位置する川沿いを6キロほど走るのですが、途中の田園風景が実に心を和ませてくれるのです。
「いっそのこと、ここに住もうかな。畑もあるし田んぼあるし、野菜とか育てて生活できないかな・・・」
なんて妄想にかられそうになります。
現実逃避したくなったら是非とも行ってみることを自信を持ってお勧めします。
猿坂峠の頂上から和歌山市内を見渡した景色
和歌山市内で自転車で来ることのできる場所で、これほど景色のいい場所は数えるほど少ない。
猿坂峠の記念碑の傍に置いてあった意味不明な物体。
足を載せて開店する皿状の台とスカイホッピングのようなハンドルがあるが、使い方が全く分かりませんでした。
どうも運動器具のように見えたので、帰ってから調べてみたら、「フットステッパー」とか「ステッパー」という名称で販売されてる健康器具に似てましたが、なんか違うみたいです。
コメント