先日パナレーサーの携帯ポンプBMP-23AEZ-Sを購入してロードバイクに実際空気を入れてみたところ、思っていたよりもはるかに簡単で楽に空気が入り驚きました。
ネットでの前評判では数百回シュポシュポしないと駄目だとか、空気が入るには入るがかなり疲れるという口コミ記事が多く目立っていたので、まあそれでもいいかと思って購入しました。
とろこがどっこい!この商品はこ小さいのに通常のフロアポンプと同等の圧力まで空気を入れられるだけでなく、応急処置として携帯用に使用するには申し分ないことが判明したのです。
そこで、【パナレーサーBMP-23AEZ-S】が通常のフロアポンプと比べるとどれくらい素晴らしいのか具体的に比較した結果を下記4項目にわたって紹介しようと思います。
- 空気を入れるのに必要な時間
- 空気を入れるのに必要な労力
- 商品の値段
- 利便性
空気を入れるのに必要な時間
ためしに、空気をほぼ抜ききった空のチューブにGORIXのフロアポンプとパナレーサーの携帯ポンプで別々に所要時間を計ってみました。
GORIXのフロアポンプ 所要時間40秒
さすがにフロアポンプというだけあって、当たりまですが携帯ポンプよりも遥かに速いです。
今まで時間なんて計測したことなかったですが、計ってみてるとたったの40秒で6気圧まで入りました。
仏式バルブにコックをしっかり装着できているか否かで空気の入り具合がかなり異なりますが、まあそれにしても圧倒的に速いです。
【パナレーサーBMP-23AEZ-S】 所要時間360秒
一方、【パナレーサーBMP-23AEZ-S】で空気を入れてみたところ、約360秒で6気圧まで空気を入れることができました。
圧力の加減は途中で何度もタイヤを触りながら確認し、固くなってもう大丈夫だろう感じたところで空気を入れるのを止めました。
まあ、感覚に頼ってやったわけですが、実際に出先で空気を入れるとしたら感覚で対処するしかないはずなので、それで良いと思います。
それにしても約360秒で結構な固さまで空気が入りましたが、これをたったの360秒と捉えるか、360秒もかかったと捉えるかは人によると思います。
筆者の場合はたったの360秒で済んだという驚きのほうが上回りました。
ちなみに、ポンピングする時に左手でポンプを持っただけの状態で右手でポンピングしましたが、フレームの一部分を台の代わりにして押し付けながらやるとかなり楽です。
もしも左手で掴んだポンプが宙に浮いた状態でやると力が入りにくくてしんどいです。
両方のやり方で試しましたが、前者のほうが力が入り易いし空気を入れるのが楽です。
空気を入れるのに必要な労力
次に、空気を入れるのに要した労力についてですが、労力は所要時間に比例すると考えがちですが、実際の体感値としてはそれほどでもありません。
GORIXのフロアポンプ いつも通りというかこれが普通
ロードバイクにフロアポンプで空気を入れない人は少ないと思いますが、筆者の家に置いてあるネットで購入した格安のGORIX製のフロアポンプは、自転車店に置いてある商品ほど楽には入りませんが、まあ遜色ない程度だと感じています。
疲れるか疲れないかと聞かれれば、全然疲れません。たまに油断していると腰をギクッとやることがあるくらいです。
【パナレーサーBMP-23AEZ-S】 聞いていたより楽
問題はパナレーサーの携帯ポンプの方です。
パナレーサーの携帯ポンプは6気圧の空気を入れるのに360秒かかりましたが、当然それなりに疲れました。
たしかにフロアポンプに比べると多少疲れますが、皆さんが想像しているほど高速でシュポシュポする必要などありません。
最初はチューブの空気がから空っぽなので早めにピストンしますが、ある程度空気が入ると一定の速さでダンシングするようなかんじでシュポシュポやるだけで十分に空気が入っていきます。
この点が【パナレーサーBMP-23AEZ-S】を使ったことのない人がい抱いている誤ったイメージの代表格で、けっこう死ぬ気で引いて押して繰り返さないと駄目なんじゃないかと勘違いしている人が多い印象ですが、それは間違っています。
これをサイクリングに行った先でやるのが問題かどうかというと、たいして苦にはならないはずです。
商品の価格:コストパフォーマンス
コスパについてはどうでしょうか?
フロアポンプが携帯ポンプよりも高いというのは偏見で、安いフロアポンプもあれば高い携帯ポンプもあります。
筆者のようにノーブランドのGORIX製なら3,000円程度でフロアポンプを購入できますが、シマノなどのブランド品を買えば倍以上します。
携帯ポンプも同じで、メーカー品ほどノーブランドの商品よりも高いのが普通です。ところがパナレーサーの携帯ポンプだけは特別です。
GORIXのフロアポンプ ノーブランドなので安い
値段:2,600円(税込) *物価の影響で多少変動します。
GORIX製のフロアポンプはアマゾンや楽天市場などどのECモールでも購入できますが、一般的なブランドのフロアポンプと比べると値段は半額程度で済みます。
実は試しにどれくらい使えるか購入してみたかったので1号機として購入したのがGORIX製だったのですが、別にブランド品を購入するほどの理由も見あたらず立派に働いてくれているのでずっと使っています。
GORIX製のフロアポンプは個人利用するには十分で、タイヤの固さとゲージの数値が一致しているとは思えないこともありますが、その辺は経験で十分カバーできる範囲です。
【パナレーサーBMP-23AEZ-S】 携帯ポンプとしては最安水準
価格:3,182円(税込) *物価の影響で多少変動します。
フロアポンプと比べると安いに決まっていると思われがちですが、携帯ポンプは大きさの割にはそれほど安くないとも言えます。
ところで、パナレーサーの携帯ポンプはパナソニックという信頼できる商標が付いている割にはたったの3,182円(税込)で購入できるのはかなり安いと言えます。
そしてなによりも他社製品で同じくらいのサイズのものと比べると、ほとんどのECモールで最安水準の地位を確立しているのは驚きです。
恐らく筆者の知る限り、同じようなサイズで【パナレーサーBMP-23AEZ-S】よりも安い製品はネット上では販売されていないはずです。
利便性
利便性についてはどうでしょうか?
家庭で利用するならフロアポンプのほうが圧倒的に便利なのは当然ですが、問題は携行できるかどうかです。
GORIXのフロアポンプ どう考えても家庭用
フロアポンプの利便性については語る必要がありません。
フロアポンプは車に積んで移動するなら話は別ですが、ロードバイクやクロスバイクに乗る人が携行するには不向きというか非現実的です。
重量はともかく、形状が持ち運びに配慮したものではないため、絶対に携行するべきではありませんし向いていません。
ゴリックスのフロアポンプについては、GORIXのフロアポンプGX-33Pの使い方は?口コミや評判は? でより詳しく解説しているので興味のある方は参考にして下さい。
【パナレーサーBMP-23AEZ-S】 小さいので携行しやすい
一方でパナレーサーの携帯ポンプはその名の通り携帯ポンプなので、持ち運びに便利なのが特徴的です。
全長が30㎝以内に収まるため、ツールケースに入れて携行することもできますし、場合によってはサイクルジャージのポケットに縦にして差し込んでおくことも可能です。
とにかく、この大きさで必要な役割は十分果たしてくれる機能を備えているので、遠くへ行く時は必ず携帯するようにしていますが、小さいので逆に持って行くのを忘れてしまうこともあります。
参考までに物差しで長さを計った画像を下記に示します。
角度の問題で少々分かりにくいかもしれませんが、約18㎝くらいです。
厳密には18.5㎝くらいです。
ついでに横幅は本体と空気を入れるチューブの太さも合わせると
ちなみに、空気を入れる管は360度回転可能なので、難しい角度からでも空気を入れることができます。
パナレーサーBMP-23AEZ-Sの使い方
パナレーサーの携帯ポンプは仏式バルブの場合は青色の口金をバルブに差し込んで使います。
ただし、下記の画像のまま差し込んだだけでは空気は入りません。
必ずガチっと押し込んで右側に赤色の口金の頭が見える状態で空気を入れる必要があります。
下記はバルブにはめ込む時の様子です。
まず、青色の頭が出た状態でバルブに差し込みます。
このままだとグラグラして簡単に外れてしまいますし、いくら頑張っても空気が全然入らないので、少し力を入れてガチっと押し込みます。
下の画像のように、反対側に赤色の頭が見えたらOKです。
この状態にならないと空気は全然入りません。
空気を入れ終わって口金を外す時は、指で赤い部分を強めに押しながら口金をバルブから外します。
赤い部分を押さずに口金だけを抜こうとしても外れないので注意して下さい。
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