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ベルセルクでガッツに集る悪霊の発想はどろろの百鬼丸から着想を得たオマージュ

ベルセルク・骸骨の騎士 アニメ・漫画・ドラマ

映画・アニメファンとして多くの作品に接していると必ずあるのが、今流行りの作品が実は昔あった作品の発想を丸パクリしているという現実です。三浦健太郎が亡くなり連載が終了したベルセルクですが、蝕を生き抜いた主人公ガッツが悪霊に付きまとわれるという発想は、手塚治虫先生の「どろろ」から着想を得たものであるのは明らかです。

それでは、ベルセルクでガッツに付きまとう悪霊と「どろろ」で百鬼丸に付きまとう悪霊の違いがどんな感じなのか、詳しく説明します。

「どろろ」における百鬼丸と悪霊の関係

百鬼丸につきまとう妖怪

どろろにおける百鬼丸と悪霊の関係を説明するには、百鬼丸の生まれた背景について少し説明する必要があります。

百鬼丸の実の父親は室町時代を生きる武士で、天下取りを目指している醍醐景光という人物です。醍醐景光は天下を取りたいという野心を実現させるため魔界の悪霊と取り引きをし、自らの息子の命を捧げることと引き換えに強力な力を得た結果、後に生まれてきた息子は体の48カ所が欠損した状態で生を受けることになります。

生まれてすぐの息子目も鼻も口も、手足さえもなかったことにショックを受けた母親はそれでも我が子に愛を注ごうとしますが、既に魔界に魂を売り払った醍醐景光は赤子を殺すよう妻に命じます。

百鬼丸は医者の?寿光(じゅこう)に拾われ育てられた

しかし、愛する我が子を殺せなかった母親は夫には内緒で赤子を川に流すことで助けます。そして、この赤子を医者である寿光(じゅこう)が偶然拾って育て上げ、百鬼丸と名付けます。つまり百鬼丸という名前の名付け親は、育ての親であり命の恩人でもある医者の寿光なのです。

寿光は百鬼丸を川から拾い上げて命を救っただけではなく、医者の知識を活用して材木で義手や義足を作ったり、目や耳など体のあらゆる部位を部品として作り百鬼丸に与えます。そのおかげで百鬼丸は苦労もしますが普通の人のように歩くことができるようになりました。

百鬼丸の体を自分たちの所有物だと主張する48体の魔物

そんなある日、育ての父である寿光と百鬼丸が暮らす家に一人の女性が訪ねてきますが、実は女性は悪霊が化けていたもので、百鬼丸の体をもらいに来たことが分かります。

すでに48カ所の体を奪われている百鬼丸ですが、実の父親である醍醐景光が魔界と取り引きしてしまったせいで、魔物たちは百鬼丸の体を自分たちの所有物だと主張し、それが嫌なら自分たち48体の魔物を倒す以外に方法はないと主張します。

つまり、百鬼丸に悪霊が付きまとうのは父親が自分の夢を叶えるために悪霊に百鬼丸の体を捧げると約束したことが原因であって、百鬼丸の意思とは全く関係がないのです。

寿光と百鬼丸が襲われて以来、百鬼丸は奪われた48カ所の体を全て取り返す決意をし、大きくなると両腕に刀を仕込み闘いの旅に出ます。

これがどろろのおおまかなストーリーであり、百鬼丸と悪霊との関係です。
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補足

鬼丸の育ての親である寿光(じゅこう)は冒険王で連載されていた最初の漫画では寿海(じゅかい)となっていますが同一人物です。途中から名前を変えたようです。

どろろの実写版についての詳細を知りたい方は人気の漫画・アニメで実写化されて評判が下がった作品ワースト5のどろろの項目で詳しく説明しています。

ベルセルクにおけるガッツと悪霊の関係

 

ガッツにつきまとう悪霊

ベルセルクにおけるガッツと悪霊の関係はどろろの場合と似ている点が非常に多いです。ほとんど同じとも言えますが少しだけ違うので説明します。

ベルセルクで描かれる世界観

ベルセルクの世界観というのはどろろの世界観と似ている点があって、この世である現世(うつよ)と幽界(かくりよ)、その中間的な世界である狭間の世界の3種類の世界に分かれています。また、幽界と狭間の世界はそれぞれ深さに応じて2種類の世界に別れています。

細かく分けると5種類の世界が存在し、それぞれに特徴があります。そして、幽界の中にある闇の領域(クリフォト)と、そこで作られ現世に存在するベヘリットという首飾りが物語の最大の鍵となっています。

このベヘリットを持つ人物がそれを持つ理由と、ベヘリットを持つ人物の夢が途絶えた時にその人物が下す判断によって、本人とその周囲の人達の運命に大きな違いが生じるのです。

ベルセルクでも天下を目指す一人の男の夢が描かれている

中世の西洋をモチーフにしたベルセルクの派遣争奪の世界では、底辺で体力だけを頼みに生き残ってきたガッツと、同じ底辺出身ではあるけれど美貌とカリスマ性・優れた身体能力を兼ね備えたグリフィスという2人のキャラクターが対照的に描かれていて、自分の国を作る野望を持つグリフィスにガッツが付いていく形で物語は途中まで進みます。

ところが、物語の中盤からガッツは自分がただグリフィスの夢にぶら下がっているだけで、自分が本当にしたいことはこんなことではないという事実に気付きはじめます。

最終的にガッツは自分の道を歩む決心をしてグリフィスの率いる鷹の団を出て行きます。ところが、ガッツが去った後で精神的な面でも戦力の面でも大切な存在を失ったグリフィスは、打ちのめされてしまい、王の娘に手を出すという致命的なミスを犯します。

これによりグリフィスは牢獄に捕らえられ、手足の健を断裂させるというムゴイ罰をあたえられ、後にガッツたちに救出されますが二度と戦場で闘うことはできなくなります。

さらに、救出されて帰って来た鷹の団で、途中で出て行ったガッツが皆から信望も熱くもてはやされ、最大の理解者であったキャスカ(女の戦士)までもガッツに女として思いを寄せていることを知り、全てに絶望します。

そして、グリフィスの夢と希望が途絶えて全てに絶望した時、グリフィスの首にぶら下げてあった真紅のベヘリットが大量の血の涙を流し、それと同時に現世が闇の領域(クリフォト)と繋がってしまいます。

現世と闇の領域が繋がるのは数百年に一度の稀な現象で蝕(しょく)と呼ばれ、蝕にはその場を支配する4人のゴッドハンド(闇の御使い)とその従僕たちが集合します。蝕は魔の宴であり、新たな魔を創出するための祝いの場なのです。

蝕におけるベヘリットを持つ者の究極の選択

4人のゴッドハンド

蝕ではゴッドハンドが人知を超えた力で魔の従僕や人間達をあしらい、ベヘリットを持っていながら夢が途絶え絶望した人間に対して究極の選択を迫ります。

「もしも、あなが最も大切にする人たちを犠牲にしてでも、あなたの途絶えた夢を叶えたいと願うのであれば、一言でいいから『捧げる』と言いなさい」と誘惑します。

この時、グリフィスにとって幼少期からずっと夢に見て来た自分の王国が頭をよぎります。そして、今この蝕に居合わせた鷹の団の仲間たちの命を捧げれば、途絶えたはずの夢も叶えることができるとゴッドハンドは約束します。

この時、ガッツだけが自分から夢を忘れさせるほど熱い男だった思い出がグリフィスの脳裏をよぎり、それと同時にグリフィスの口から次の言葉がこぼれます。

「ささげる」

次の瞬間、ガッツをはじめ蝕に居合わせた鷹の団のメンバー全員に死の烙印が刻まれます。そして、一度でも死の烙印が刻まれた者は魔の供物となることとなり、決して魔から逃れることができません。

運悪く蝕に居合わせた鷹の団のメンバーはガッツとキャスカ以外皆殺しにされてしまいますが、2人だけは骸骨の騎士(ゴッドハンドに仇なすもの)に助けられ命からがら現世に逃げのびます。

刻まれた烙印により悪霊が付きまとうガッツ

刻まれた烙印

その後、蝕を生きのびたガッツにぐっすり眠れる夜は二度と訪れませんでした。夜になると烙印を求めて悪霊が現れ、抵抗しなければ食われてしまうため、ガッツにとって夜は闘いの時間であり寝るのは昼間が当たり前となってしまいます。

つまり、ガッツに悪霊がつきまとうのはグリフィスが蝕で自らの夢と引き換えにガッツをはじめ仲間たちの命を魔に捧げてしまったからであって、ガッツの場合もどろろと同じで自分の行いや意思とは全く無関係に悪霊と戦っていることになります。

「どろろ」と「ベルセルク」の悪霊の類似点

どろろで百鬼丸につきまとう悪霊とベルセルクでガッツにつきまとう悪霊は、ともに身近な存在だった人物が自らの夢を成就させることと引き換えに、大切な人の命を魔に捧げたことが原因である点で全く一致しています。

むしろ、手塚治虫のどろろが1967年という50年以上昔の作品であることを考えると、ベルセルクの作者である三浦健太郎は先輩の作品から生贄のアイデアを拝借したというのが妥当だと考えられます。

これについて公言している記事を読んだことはまだないので詳しいことは分かりませんが、これは疑いようのない事実で、誰が見ても一目瞭然で間違いようのない事実です。

どちらも名作でメチャクチャ面白いのでそんな小さなことに拘って批判したりする気は毛頭ありませんが、面白い漫画やアニメはやはり良い点をパクる(模倣する)ものなんだなと、改めて感心しました。

ドロロも大好きですがベルセルクの大ファンだった私は、そんな理由でベルセルクを嫌いになることは全くなく、三浦健太郎先生が早逝したことが悔やまれてなりません。

「どろろ」と「ベルセルク」の相違点

どろろは手塚治虫先生が作品の暗さに嫌気がさして途中で書くのを辞めようとしたことで有名ですが、途中から作品名を「どろろと百鬼丸」に変更したことでイメージチェンジを図り、最後まで書き終えてもらえた作品です。

自分を不幸にした諸悪の根源である醍醐景光の処遇の顛末が、原作と現代版のリメイク、またはアニメ作品でかなり違いがあり、醍醐景光が生き残る原作と醍醐景光を打ち倒すけれど48カ所の体はまだ取り返しておらず、これからも旅が続く形で終わる現代版とでは、人によって評価は分かれると思われます。

一方でベルセルクは、蝕においてグリフィスが仲間の生命を売り渡して自信をゴッドハンドへと昇華させ、その後再度現世へ白い鷹として降臨することで、現実世界でも覇権を握り一国の王になろうとするところで、残念なことに作者が亡くなり連載は終了してしまいます。

ガッツの旅は、蝕を生き抜いてからはグリフィスやその他のゴッドハンドを倒すことが目的になっていたので、連載が続いていれば当然ゴッドハンドとの関係に決着を付ける形が用意されていたのかもしれませんが、百鬼丸と同じで悪霊に悩まされている以外に取られた物がないガッツにとっては、気持ちの持ち方ひとつでもう戦わないという選択肢もあったはずです。

実際のところは原作者に聞いてみないとわかりませんが、ベルセルクはストーリーの進み具合から考えてガッツが百鬼丸のようにとりあえずという形で旅を続ける形で終わらせたくないけれど、他にどんな終わらせ方があるのか相当悩まれたのではないかと推測されます。

三浦健太郎先生は恐らくベルセルクというとんでもない物語作ってしまったために、御自信の全生命エネルギーを使い果たしてしまったのかもしれません。

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