2020年2月23日(日)、晴天に恵まれたので雑賀崎までサイクリングに出かけてきました。愛車のロードバイクで灯台まで行き、記念に周辺の景色をスマホで撮影しました。地元の御老人とも談笑する機会に恵まれ、地域事情などを知るきっかけになりました。
和歌山でロードバイクに乗る人なら誰しも行ったことのある雑賀崎灯台。今日はいつも行っている雑賀崎灯台の写真を撮ってきました。
今まで当たり前すぎて写真に残そうと思ったことがなかったのですが、今日は天気も良かったし、せっかくだから記念に残そうと思い、周辺にあるちょっと有名な旅館など、観光名所のようなスポットも写真に撮りました。
灯台は雑賀崎の一番高い場所に位置しているようで、海抜60mの看板が設置されています。ここなら津波の心配もありません。
灯台で景色を眺めた後は、灯台の下にあるベンチで休憩することができます。天気の良い日なら、セメントの階段に座ることもできて、とにかく、のんびりくつろげるよう配慮されています。写真には撮ってありませんが、灯台の裏側は駐車場になっています。駐車場にはトイレも設置されています。
お花が綺麗に咲いています。ちゃんと水をもらっているからでしょう。とてもしっかり咲いています。
写真がぼやけてちゃんと見えませんが、灯台の裏手には綺麗な花畑と記念碑のようなものが設置されていて記念碑には「瀬戸内海国立公園 和歌の浦海岸」と書かれています。
レストスペースのある方に、昔はなかった広場が設置されています。画像をクリックして拡大してみると分かりますが、「冬至の軸」、「春分・秋分の軸」、「夏至の軸」を表す札が立っています。これは、それぞれの時期に太陽が沈む地点を示しているそうです。夕方になると写真家や写真愛好家の方々がこの灯台を訪れ、夕日や日没を撮影するためにチャンスを伺っていることがあります。
写真に写っている島は右から順に、大島、中の島、双子島。
双子島は背後にもうひとつ島があるので双子島と呼ばれます。
写真だけでは分かりにくいですが、けっこういい景色です。
この坂を右に曲がって400mほど登った先に灯台があります。
左に曲がると片男波海岸や県立医大、マリーナシティーの方面に繋がります。
雑賀崎は勾配のきつい坂道が多い地域なので、灯台までのアクセスは車かバイクがお勧めです。
ロードバイクなどの自転車に乗る人ならちょっとした運動になって良いでしょう。
ホテル太公望
分岐点を右に曲がってしばらくすると、昔は大勢の観光客で賑わっていた旅館「太公望」が現れます。
今は旅館ではなくなり、跡地は日中文化芸術専門学校の実習センターとなっています。
地元の方の話によると、中国人の実習生の方々の寮のようなものだそうです。
太公望だけでなく、昔は民宿やホテルが大繁盛していた雑賀崎が、今はゴーストタウンになってしまったことは非常に残念です。
ブラクリ町も閑散としてほどんどの商店がシャッターを閉めたままですが、この地域も同じなんだと痛感しました。
島精機製作所の保養施設
分岐点を左に曲がって少し走ると、地元の有名企業である島精機製作所の保養施設が見えます。その斜め向かいにお洒落なカフェがあります。
カフェレスト「スハネフ」
近くで見るとクラッシクでつい入りたくなる感じのいいカフェです。
この時はアベックが屋外の席に座っていたので、近くで写真を撮るのは遠慮しました。
鉄道カフェとして有名なお店らしいので、一度は行ってみたいです。
詳細は公式サイト、スハネフからどうぞ。
和歌の浦温泉・萬波 萬葉の湯
峠を下り終わる頃に右手に見えてきます。
万葉集にも歌われた和歌の浦にちなんで名づけられたようです。
一度は行ってみたいと思っていましたが、なぜか一度も行ったことがありません。
ちなみに、ここの温泉は「加水加温 循環ろか式」です。
「加温」という名前がついた温泉は、地下から汲み上げた温泉が冷めているけど、成分は温泉のものなので、再度温めて浴槽に入れているという意味です。
この界隈は昔はホテル・旅館が本当にたくさんありましたが、景気の低迷が長く続き、続けているホテルはほとんどありません。
ここも貴重な生き残りのひとつと言えます。
このホテルについての詳細は和歌の浦温泉・萬波 萬葉の湯から御確認ください。
峠を下り終わった最初の交差点に掲示されています。
「またのお越しをお待ちします」と書いてありますが、「お越し」の部分が見事に見えなくなっています。
以上、雑賀崎の表通りをロードバイクでざっくりと走ってみました。
約4キロほどの行程ですが、とにかく景色が綺麗の一言に尽きます。
雑賀崎の灯台は地元の人もよく訪れる観光スポットですが、近年の自転車ブームも後押しして、ロードバイクでやってくる人が結構います。
但し、全長約4キロの行程で登坂はほぼ半分の2キロくらいしかないので、いわゆる坂バカの方々がわざわざ来るような場所ではないようです。
ともあれ、新型コロナの問題もあって国内・国外かかわらず観光客が減ってるとは思いますが、ここは是非一度は来てみて欲しい絶景スポットに違いありません。
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