杉元たちは目的地の札幌に到着すると銃砲店で火薬を購入します。その際、店主に札幌世界ホテルを紹介され泊まることにします。ところが、奇遇にも土方一味の牛山も同じホテルに宿泊しており、牛山は女将の家永に一目惚れしてしまいます。執拗に家永に関係を迫る牛山でしたが、実は家永には隠された秘密がありました。
女将の家永の正体に気付かない牛山
牛山は、「尻も可愛いが、声も小鳥のさえずりのように可愛らしい。一晩中囁かれたい・・・」と熱烈なアプローチをします。
ところが女将は、「恐れ入ります」と軽く流します。
続けて、夕食をどうするか尋ねる女将は中華料理店があることを案内し、中国人の食の思考の不可思議さについて語り始めます。
「体の不調な部分を直すには、同じ部位を食べるといい」
すると牛山は、「目が悪ければ目を食べ、心臓が悪ければ心臓を。全く同じ話をしていたジジイが網走にいたな」と囚人時代のことを思い出します。
ところが、牛山が言うジジイとはまさに今目の前にいる女将の家永本人であることに牛山は気付きません。
なんと家永は独学で学んだ医療技術で自らの体を若く見せる術を身に着け、他人に悟られないよう札幌世界ホテルの女将に成りすましていたのです。
牛山は完全に欲情してしまい、「女将・・・抱かせろ!」とストレートに迫りますが、タイミングよく階下に杉元一行が到着して女将を呼ぶ声がしてその場を切りぬけます。
牛山は、「部屋で待つ」と言って、自室でスクワットを始めます。
女将の家永の正体に気付かない白石
下に降りて杉元たちを迎えいれた女将の家永でしたが、その中に白石がいることに気付き、どうして白石までいるのだと不思議に思いますが、とりあえず全員中に案内します。
牛山も牛山ですが、色狂いの男には家永の変装は見破れないようです。
白石も牛山と同じで完全にのぼせてしまい、したの名前が「カノ」であることを聞き出すとワクワク興奮するのでした。
そんな白石を見たキロランケは、「女ってのは抱き心地だ。やはりもっと太目でないと」と自分の趣味について語ります。
しかし、すでに白石の耳にはキロランケの声は聞こえていませんでした。
白石は家永をなんとしても口説くしかないと腹に決めたようです。
この時、女将の家永はいつもやっているようにビールで酔わせてガスで眠らせようと考えます。
家永は人を殺しては自分の体に必要な部位を移植する天才的な闇医者で、それが原因で網走に収監されていたのですが、脱獄してからも変わりなかったのです。
そして今は牛山の強靭な肉体を取り入れたいと思い、牛山を眠らせて殺す方法を考えているのでした。
家永は自分に付きまとう白石をまこうと隠し扉を使ってかく乱しますが、運悪く白石と牛山が鉢合わせしそうになり、騒ぎになるのを恐れた家永は仕方なく白石を落とし穴で地下へ落下させます。
地下で隠し持っていたマッチを使い周囲を見渡した白石は、そこに大量に人骨があるのを見てしまい、札幌世界ホテルの女将の家永が危険な存在だときづきますが、家永に睡眠剤を注射され眠らせれてしまうのでした。
杉元の強さを認めた牛山
その頃、ホテルの一階で牛山とは初対面のアシリパが牛山を見て、「シンナキサラ」と不思議な発言をしました。
シンナ(へんな)
キサラ(耳たぶ)
つまり、アシリパは牛山を見てへんな耳たぶだと言ったのです。
それを聞いた杉元が2階から降りてきました。
杉元も牛山とは初対面で、杉元はアシリパに牛山のような耳たぶのことを「柔道耳」と呼ぶことを教えます。
杉元は牛山に、「あんた相当やってたね?俺は体質なのか、そんな耳にはならなかったよ」と話しかけます。
すると牛山は、「ほう、心得があるのかね?」と右手を差し出します。
杉元も右手を差し出し、お互いの握力が尋常ではないと分かった瞬間、2人はお互いの襟と袖を掴んだままで凄まじいオーラに包まれます。
まさに一触即発の事態でしたが、ここは牛山が一歩譲り、
「このままでは殺し合いになる。気に入った。おごってやる。飲みに行こう」
という流れで簡単に仲良くなってしまいました。
この時、白石がいなかったのは幸いでした。
牛山を筆頭に杉元・アシリパ・キロランケの4人は水風亭で鹿肉の料理を食べたあと、しこたま札幌ビールを飲みます。
酔っ払った牛山は、サッポロビールを作った村橋久成(むらはちひさなり)という侍は、函館戦争で土方歳三と戦った新政府の文官だったことや、土方歳三が戦争には負けたが村橋久成が作ったビールは旨いと褒めていることを喋ってしまいます。
これを聞いた杉元は、まるで土方歳三が生きてるみたいだと牛山の言葉を不思議に感じますが、正気を取り戻した牛山は、「生きてればの話」だと上手に胡麻化します。
そして、宴もたけなわということで皆帰ることにします。
この時、アシリパは酔っ払って牛山の額のコブを必死で取ろうとしますが、「取れないよ」と真面目に断られています。
そして、「お嬢ちゃん、いい女になりな。大事なのはチ○○だ」と大人の教育を受けています。
大きさがどうとかではなくて、それが紳士のチ○○かどうかが重要だと教わったアシリパは、それから牛山のことをチ○○先生と呼ぶことになります。
正体がバレた女将の家永
酔っ払ってホテルに帰った牛山は女将の家永を探しますが見つかりません。
それどころか、偶然家永の作った地下に落下する仕掛けをみつけてしまいますが、それがワナであることも理解できないほど酔っています。
落下した地下で白石と再会し、白石が家永を網走監獄にいた入れ墨の囚人だと伝えますが、酔って欲情した牛山にはもはや何も聞こえません。
普通に落下した穴から奪取する白石をよそに、牛山は怪力で巨大な材木を振り回して脱出しようと大暴れするのでした。
ちょうどその頃、牛山の強靭な肉体とは別にアシリパの美しい青い瞳が欲しくなった家永は、アシリパと杉元のいる部屋に忍び込みアシリパを襲おうとしていました。
ところが悪事を杉元に目撃された家永は、駆けつけた白石にも正体をバラされてしまい、その場から逃走を図ります。
家永はどさくさに紛れて自分を目当てに付きまとう牛山も利用し、追いかけてくる杉元に牛山が「不敗の牛山」という入れ墨の囚人であることを教えてしまいます。
これによって杉元と牛山の柔道対決が勃発し、杉元は牛山の圧倒的な強さに苦戦します。
ところが杉元は牛山に負けるよりも前に家永の作った落とし穴に引っ掛かり地下に落下してしまい、勝負はお預けとなりました。
一方、地下から脱出した白石は持っていた爆薬に火を点けホテルを壊し始めます。
また、家永も証拠隠滅のためホテルの自爆装置を作動させます。
そして、杉元たちがみんなホテルから脱出した直後、ホテルは大爆発を起こして完全に崩壊します。
崩壊寸前のホテルで倒れた柱に埋もれた家永を助け出そうと、牛山は最後までホテルに残りました。
そのため、牛山と家永は瓦礫の下敷きになり生死不明となってしまいました。
キロランケが、警察や軍隊が駆けつけると面倒だと声をかけ、皆はその場を離れることにします。
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