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バスフィッシング初心者がデカバスを釣るため知っておきたい基本10項目

ブラックバス初心者のイラスト 釣り・レジャー

バスフィッシングを初めて間もない初心者の方の中から「どうやったら50アップを釣れるのか。ランカーを釣るのにコツや方法、釣り方はあるのか」といった素朴な相談をよく受けます。今日は基本中の基本でありながら、多くのビギナーが実践できていない10の鉄則を紹介します。

流行りのルアーを使用するとか、プロアングラーが番組でビッグバスを釣りまくったルアーを使用するよりも前に、まず今から話すことを念頭に入れて実践してみて下さい。そうすれば答えが出るのにそう時間はかからないはずです。

補足:ここではロッドやリール・キャスティングなどのタックルや技術面のついては一切触れません。それよりもバスにアプローチする際の基本に焦点を当てています。

基本その1 バスがいるかどうか確認する

これだけバスの駆除が進んだ世の中では、実は知らない間に水利組合が野池の水を完全に抜いてしまい、バスはおろかその他の生物もろとも皆殺しにしている現実を知る必要があります。

駆除の実態については下のサイトが参考になるので一度ご覧ください。

https://gold-experimence.work/gairaishu-kujo/

水産庁

まず、知らないフィールドに行く前にバスがいることを十分に確認して下さい。

バスのいないフィールドでバスは絶対に釣れません。

今までに、水抜きを駆除された野池で一生懸命ルアーを投げている方を数多く見かけたことがあります。

案外、他人事ではないので書いておきますが、水抜きするような池はたいてい釣り禁止です。

注意:釣り禁止の看板があるフィールドでは絶対に釣りをしないでください。高額の罰金を払わされます。

基本その2 ランカーの生存確認をする

40㎝を越えるランカーバス

デカバスを釣るのが目的の釣りで、ランカーのいないフィールドでいくら粘っても釣れるのは小バスだけです。

どんなフィールドでも、行く前に必ずランカーサイズの生存確認をして下さい。

この手の情報はネットでの掲載はタブーなので一番確実なのは口コミですが、釣具店の店員さんとかも教えてくれる場合があります。

ランカーサイズの生息が確認できたら、ランカーサイズを狙えるルアーをチョイスすることが、大物をキャッチするまでの最短距離になります。

一匹を釣ることに執着してサイズを選ばない釣れやすい釣りをするのは遠回りだと断言します。

なお、野池にありがちな現象ですが、水抜き駆除されて5年もたたない小さなフィールドの場合、再び繁殖してもランカーサイズが存在せず、せいぜい40センチくらいがマックスサイズだったいうのはよくある話です。

バスは成長するのに時間がかかりますから、そういったゼロから再スタートしている最中のフィールドも基本的にランカーはいませんので、積極的に避けたほうが良いでしょう。

基本その3 キャストする立ち位置に注意する

これは初心者の方の失敗で一番多い、典型的な例だと思われます。

オカッパリで釣っている前提でお話しますが、バス釣りでは足元がすでにポイントであることが非常に多いです。

なのに、ポイントに立ってポイントの外へルアーを投げ、ポイントまでルアーを巻いて戻すという、奇妙なキャスティングをよく見かけます。

ですので、足元の護岸が藪で覆われていたり、丸太が転がっているポイントを狙うのであれば、可能な限り離れてキャストして下さい。

どうしても近づく必要がある時は、抜き足差し足でそっと近づいて下さい。

間違ってもバタバタと足音を立ててポイントに近づいてはダメです。

そして、ピッチングもしくはフリッピングでポイントを潰さないことが大前提です。

ポイントまでの距離も、どれだけ近くても5mは離れるべきです。

どうしてもピンポイントでキャストできない場合は、ポイントの向こう側へ投げて、ポイントを通すように巻いて下さい。

まあ、これも常套手段です。

基本その4 見えバスに執着しない

見ているのに釣れないブラックバス

サイトフィッシングという確立されたスタイルもありますが、初心者の方はルアーに反応しない見えバスに執着するとドツボにはまります。

スポーニングでネストを守っているバスもそうですが、ある程度バスの習性や行動パターンを理解できていないと、丸一日を棒にふってしまいます。

もちろん、タイミングが良ければ見えバスでも簡単に釣れることは多々あります。

でも、そんな時はだいたいバスがこちらに気付いていないか、スイッチが入ってやる気満々である場合が多いです。

基本は数回キャストして反応をみて、やる気がないようなら後回しで結構です。

基本その5 1級ポイントを見逃さず攻める

池原ダム流れ込む滝

池原ダム流れ込む滝

バスフィッシングには1級ポイントというものがあります。

「見逃してはいけないポイント」もしくは「ほぼ間違いなくいるポイント」のことです。

そして、一級ポイントの多くは通年狙えるポイントが多いです。

その為、バスのプレッシャーも極めて高く、簡単に釣れないです。

しかし、ビッグバスへの近道は一級ポイントを積極的に狙うことなので、どんどん攻めていきましょう。

例えばカバーは一年中狙えます。

但し、いつも絶対にいるという意味ではありません。いつでも狙うべきポイントであるという意味です。

真冬でもカバーで50アップが釣れることはあります。要は、どういう場所のどんなカバーなのかが重要です。

最も定着率が高いのが倒木、切り株などの自然物に水草や枯草などが絡んだ複合カバーです。

ただ、水草が生えているだけでもカバーはカバーですが、複合カバーの方がバスの定着率ははるかに高いです。

また、野池と河川、夏と冬でも狙い方が異なります。

カバーは況的に応じて狙っていきましょう。

大雑把ですが、通年積極的に狙っていくべきポイントを列挙します。

  • カバー
  • 橋げた
  • 橋の下の暗がり
  • インレット(野池や河川の流れ込み、水門や堰の吐きだし)
  • 河川と河川の合流点
  • ブレイクライン

*参考までに付け加えますと、カバーやインレットなど夏特有のポイントで冬に釣れると、ほぼ例外なくデカいです。 

基本その6 1級ポイントではビッグベイト

ガンクラフトのジョインテッドクロー

ジョインテッドクロー

ビッグバスは大きなルアーに反応しやすく、大きなルアーで釣れやすい性質があります。

ここ一番という1級ポイントで、せせこましくライトリグを実践するよりも、20センチクラスのスイムベイトやロングワームなどでターゲットを絞り、ビッグバスしかバイトできないような状況を、アングラーの側から作り出す必要があります。

ロングワームと言ってもせいぜい太めの6インチなら小バスは釣れにくくなります。

8インチくらいになると小バスはほぼ除外できます。

とにかく、ハイプレッシャーで相当ナイーブなバスでも、ジャイアントベイトのような規格外のルアーにアタックすることが、それを証明しています。

因みに、ジャイアントベイトでは一発勝負になることが多く、一度バイトしてフッキングに持ち込めなければ、裏技でも使わない限り2度とチェイスしなくなることが多いです。

その点、「一か八か」「0か100か」みたいな釣りになります。

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基本その7 ライトリグに固執しない

多くのアングラーがワームを使用したライトリグメインの釣り方をしており、実際それで釣れています。

但し、ライトリグではサイズが選びにくいです。

そして、ライトリグではカバーを狙いにくく、根がかかりのリスクが高くラインブレイクも多発します。

実際、フィールドで根がかりすると、ルアーに引っかかるのはたいていライトリグをロストした残骸だらけです。

ライトリグはあくまで手段の一つであって、それに固執すべきではありません。

状況に応じて、ビッグベイトやロングワームなど大きめのルアーでアプローチできる柔軟なスタイルが望ましいです。

ちなみに、長年バスフィッシングをやってて50アップを釣ったことが無かったり、釣ったことがあっても10匹以内の人は、ほぼ例外なく偏った釣りをしている人です。

たしかにビッグベイトをはじめ大型のルアーは35㎝以下のバスが釣れる可能性は低くなるので、数釣りではたいてい負けますがサイズでは勝てます。

そもそも、サイズを重視したいのであれば余計な遠慮などせず、大場所ではどんどんラバージグにトレーラーを付けて投げるなど、大物狙いに徹しましょう。

基本その8 川上から川下へ投げる

川や水路でバスが1つの場所に定位している場合、ほぼ例外なくバスは川上に頭を向けています。

これは魚の習性で、移動するとき以外、魚は流れに逆らった形でじっとします。

つまり、投げられたルアーが視界に入った時、バスの視界の前方へ追う確立のほうが高いのです。

ルアーが川上から川下へ流れると、目の前を通り過ぎることになり、バスは目の前を通過するまでに食いつこうとします。

もしもルアーが川下へ流れてしまうと、バスはよほどやる気がない限り追いかけて食うことはありません。

流れの強い川ではなおさらです。

この理屈で考えると、護岸をトレースする際は川上から川下へルアーを投げて、バスが川下から追いかけてきて食いつくイメージで釣りをした方がバイトに繋がる確率は上がります。

基本その9 スピナーベイトを有効活用

汎用性の高いスピナーベイト

スピナーベイト

スピナーベイトはリアクションバイト、フィーディングバイトどちらでも効果があるルアーです。

基本的には好奇心で引き寄せて食わせるルアーだと言われていますが、あらゆるシチュエーションに対応できる万能ルアーと言えます。

「明らかにそこに隠れているはずなのに、どうしても引きずり出せない」

みたいな、口から手が出るような状況で、スピナーベイトを通すと一撃で食ったことが数限りなくあります。

ストラクチャーに隠れて警戒心が強く、ワームやラバージグでネチネチやっても全く反応がない場合、スピナーベイトをすっと通すだけで答えが出ることが多々ります。

また、バジングのように引き方次第では水面直下までバスを引き寄せたり、真冬に橋脚際のボトムを引いても効果を発揮するなど、オールマイティーなルアーです。

基本その10 マズメで勝負する

夕焼けに染まる空を背景にした野池

マズメ時の野池

バスに限らず、夜行性でない魚のほとんどは、日の出とともに狩りをして腹を満たし、日没前にもう一度狩りをします。

これは、淡水・海水を問わず魚全般に当てはまるようです。

朝マズメ、夕マズメ、という言葉通り、早朝の太陽が昇り出して間もない頃や、夕方の太陽が沈む直前は、水面は色々な魚の活性が上がってピチャピチャと騒がしくなります。

ビッグバスも例外なくマズメ時が釣れやすいです。

真冬でもマズメは勝負時で、冬のマズメは深場ではなく朝場で釣れます。

より早く大物に出会いたければ、マズメを狙うことで確率は大幅にアップします。

まとめ

以上、10個の鉄則について説明しましたが、これはあくまでも基本事項なので、すでに釣れてる方はこの辺のことは意識せずにできているはずです。

初心者の方や長年やってても50アップがどうしても釣れない方は、上記のポイントを意識して実践してもらえれば、いち早く目標に辿り着けるはずです。

私も上手な先輩に上記のことを教わって釣れるようになりましたし、誰かに尋ねられたら上記の点を軸にしたアドバイスをするようにしています。

バスフィッシングには野池、用水路、小規模河川、大規模河川、ダム、湖など様々なフィールドがあります。

しかし、フィールドは違っても外せない基本事項のようなものがあって、それが上記の10の鉄則です。

野池と河川、河川とダムなど、フィールドによって若干の違いはありますが、おおまかには間違いなく当てはまるセオリーです。

エイトトラップと八の字の違いについて

最近テレビでエイトトラップというジャイアントベイトを使用した釣り方を見ました。

サイトで60級のバスが目の前でバイトする光景は衝撃的でした。

実はこの釣法ですが、シーバスの世界では昔から当たり前に実践されていました。

そして、実はバス釣りでも実践してランカーをヒットさせたことがあります。

ただし、オカッパリでエイトトラップができるシチュエーションは極めて限定的です。

まず、チェイスしてきたけどバイトに至らなかった時に限ります。これはシーバスでも同じです。

足場から水面までロッド一本分くらいの高さがあり、水深も最低1.5m はあったほうがいいです。

あまりにも浅すぎるとバスは岸際まで追うことができませんし、ルアーもある程度沈ませて泳がせる必要があるからです。

そして、使用するルアーはリップのあるものなら表層を泳ぐシャッドかミノー、スイムベイトです。

ジャイアントベイトでなくても、巻物を足元で八の字を描くように早く泳がせると、デカいのがバイトすることは多々あります。

別に、サイトで食わないバスだけを対象にするわけではありません。

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