尾形上等兵と戦う覚悟を決めた谷垣は家の前に煙幕を張り視界を遮ったうえで裏から逃がしてもらいます。先手を取られたことに気付いた尾形は二階堂と後を追いますが、マタギの谷垣は山の歩き方に長けておりなかなか追いつけません。そんな時、谷垣はヒグマが食べ残した鹿の死体を発見し、これを利用して勝つ方法を思いつきます。
谷垣潤一郎の仕掛けたワナ
谷垣はヒグマの足跡から何度も食べに戻っていることを確認し、追跡して来る尾形たちが鹿の死体に気付いて立ち止まる瞬間を待ちます。
尾形と二階堂は谷垣の予想通り鹿の死体を見つけますが、慎重な尾形は自分は離れた場所に身を潜め、二階堂に鹿の死体を調べさせます。
囮に使われて不服な二階堂でしたが、尾形の言うことには逆らわず死体を調べます。
しかし、猟師ではない二階堂は鹿の死体は谷垣が食べるために仕留めたものと勘違いし、いったいどうやって仕留めたのかと見当違いな疑問を抱きます。
そして次の瞬間、巨大なヒグマが鹿を食べに戻ったものに襲われ、二階堂は耳を引きちぎられます。
さらに馬乗りされてクビに噛みつかれ、「早く撃て!尾形なにしてんだ!」と絶叫するのですが、これが谷垣の罠だと気付いた尾形は簡単に発砲して助けようとしません。
もしもここで発砲して二階堂を助ければ、銃声のする場所から自分の位置を特定されるからです。
ところが、さすがに二階堂を見殺しにもできず、とうとう尾形はヒグマを狙撃します。
尾形の発砲によって二階堂はなんとか命拾いしましたが、これで自分の居場所を谷垣に知られてしまいました。
それでも尾形は不敵な笑みを浮かべます。
なぜなら、尾形の知っている谷垣は丸腰のはずだからです。
ところが谷垣は二瓶鉄造の村田銃を携えており、調子に乗って油断した尾形は谷垣に腹を撃たれてしまいます。
尾行されていた尾形と二階堂
尾形を倒して一安心した谷垣でしたが、茂みから「動くな」と誰かに静止されます。
なんと、それは谷垣も知っている第7師団の三島でした。
三島によると、尾形の造反はすでに鶴見中尉に知られており、鶴見中尉はその他の仲間をあぶり出すために尾形と二階堂を泳がせていたのです。
その為、2人は気付いていませんでしたが、ずっと前から三島につけられていたのです。
谷垣が裏切り物じゃなかったと信じた三島は、谷垣がここにいるのは尾形の誘いを断って争いになったからだと勝手に判断し、笑いながら「戻ろう」と谷垣を誘います。
ところが次の瞬間、三島の頭が銃弾で打ち抜かれてしまいます。
なんと、尾形は腹部に防弾対策をしていたようで死んでいなかったのです。
そして、三島の話で裏切りがバレていることも知り、証拠隠滅のため谷垣も始末しようとしますが、第7師団の将兵に見つかってしまいます。
集団で射撃される尾形でしたが、自慢の狙撃で第7師団の追っ手をわざと致命傷にならないよう負傷させ、手当をさせることで足止めします。
この作戦は功を奏し、尾形はまんまと逃げることに成功します。
この後、ヒグマに襲われながらも生きていた二階堂が鶴見中尉に尋問されます。
二階堂はヒグマに模擬落されたのと反対にある耳をカミソリで切り落され、裏切り者の名前を言わなければ鼻を切り落とすと脅されます。
杉元に復讐させてやるという甘い言葉に心を動かされた二階堂は、「そこにいる神谷です」と簡単に口を割ってしまいました。
この後、神谷は惨殺されてしまいます。
キロランケとの再会
辺見和雄から入れ墨人皮を回収した杉元たちは徒歩でフチにいる村へ戻ることにします。
道中、川で巨大なイトウを発見し白石が食われそうになりますが、キロランケというアシリパの知人の助けもあってイトウを捕獲することに成功します。
キロランケは死んだアシリパの父の古い友人で、アイヌではなかった父と同じ故郷を持つ外国人です。
杉元たちは捕獲したイトウを捌いてみんなで食べることにし、食事をしながら団欒します。
その中で、アシリパの口から「杉元」という名前が出ると、キロランケが「不死身の杉元か?」と尋ねます。
なんとキロランケは元第7師団の将兵だったのです。
キロランケが元第7師団の所属だとわかった杉元は追っ手かもしれないと警戒します。
ところがキロランケは第7師団の中でも鶴見中尉と別の小隊の所属で、ロシア戦争では敵のトーチカを爆破するのが専門の工兵だったことがわかります。
実際、第7師団といっても将兵は2万人もいて、小隊が異なれば関りもないくらい大きな組織です。
しかも、キロランケは除隊して以来軍の人間とは誰とも関わりがないとのことです。
のっぺら坊の正体
実はキロランケはアシリパに大切なことを伝えようとしていたところでした。
ついこの前、キロランケの村に1人の老人が訪れて、小蝶辺明日子(こちょうべあすこ)を探しに来たというのです。
小蝶辺明日子(こちょうべあすこ)とはアシリパの和名で、これを知っているのは死んだアシリパの母とアシリパの父親だけのはずでした。
村に来た老人は網走監獄を脱獄した老人で、老人はのっぺら坊からアシリパの和名を聞いたと言います。
なんと、のっぺら坊はアシリパの父親だったのです。
のっぺら坊(アシリパの父)はアシリパに金塊を託すため、わざと入れ墨をいれた囚人を脱獄させ、本人にしか分からないヒントを入れ墨に仕込んだのでした。
つまり、入れ墨人皮は全部そろわなければ意味が分からないだけでなく、アシリパ以外に入れ墨人皮の意味を理解できる人間はいないということです。
アシリパはこの話を聞くと心が動揺します。
金塊のありかを探し求めることでのっぺら坊に辿り着き、殺された父の仇を討つことができると信じていたのに。
アシリパはのっぺら坊が殺されたはずの父親であることを信じようとしません。
もしも、本当にのっぺら坊が父親だとすれば、父は自分と会えば真実を語ってくれるに違いない。
アシリパの旅の目的はキロランケとの再会で大きく変わることになりました。
全てを話したキロランケは、のっぺら坊と同じ国から来た人間として、今回の件には責任を感じているので、この件を最後まで見届けたいと旅に同行することを求めます。
キロランケは札幌にいる知人の銃砲店で火薬を入手することを提案し、一行は谷垣に留守番をしてもらい札幌経由で網走へ向かうことになりました。
谷垣はすっかりアイヌの村に馴染んでしまったようです。
続きは本編視聴でお楽しみ下さい!
下記の関連記事も参考になります。
ゴールデンカムイ第1期を視聴する方法
【ゴールデンカムイ第4期】は下記の動画配信サービスで視聴することができます。
●Amazon Prime Video
月額600円(税込)、学生なら300円で対象作品が見放題。
【30日間無料トライアル】を利用して30日間無料で視聴が可能することができます。
\ゴールデンカムイ1~4期配信中!/
Prime Video 無料トライアルはこちら≫
ゴールデンカムイ・原作コミックを購読する方法
ゴールデンカムイはBOOK☆WALKERで電子書籍を購入できます。
BOOK☆WALKERならゴールデンカムイ全31巻を無料で試し読みできます。
*22P~63P、作品によって試し読みできるページ数が異なります。
\ゴールデンカムイを試し読みできる!/
BOOK WALKER 公式サイト ≫
コメント