天気が良かったので黒沢牧場までサイクリングしてきました。黒沢牧場は和歌山県海南市にある牛の放牧場として有名ですが、ちょっとしたドライブやロードバイクでヒルクライムを楽しむ人もよく来る場所です。今日も私の他に数名の人たちがロードバイクで山を登っていました。
黒沢牧場に行く主要3ルート
①和歌山市内から桃山町、貴志川町、海南市を経由して行くルート
②和歌山市内から海南市内に入りそのまま山に登るルート
③有田川町から登るルート
細かい事を言えばルートはまだまだ細分化されますが、交通量の少ない道を選ぶとだいたい3ルートに絞られます。
今日は和歌山市内から自動車の交通量の少ない道を選択して走るルート①を紹介します。
ルート①
紀ノ川サイクリングロードを有効利用します。
紀ノ川サイクリングロード紀ノ川河口から桃山町の下井阪まで、東西20キロ以上あるサイクリングロードです。
原付やオートバイ、歩行者以外は自転車天国といったところです。
サイクリングロードへの入口は随所に存在しますが、何カ所もあるわけではありません。
今日は、六十谷橋とJR阪和線の鉄橋の間にある入口からサイクリングロードに入りました。
これから紀ノ川の河原を上流に向かって15キロほど走ります。
10キロも走らないうちに、川辺橋を過ぎたあたりでサイクリングロードはいったん途切れます。
サイクリングロードから車道へ上がり、100mほど車道を走ります。
この橋を渡り終えるとすぐ、反対車線のほうにサイクリングロードの入り口が見えてきます。
車道を横断して再びサイクリングロードに入り直します。
ここは、地元で有名な「川辺の湯」の前あたりです。
風呂に入りたいけど今は我慢です。
岩出橋を越えた付近で再びサイクリングロードが途切れます。
再度サイクリングロードに入るまで、しばらく車道を走ります。
右手に船戸井堰が豪快に放水しているのが見えます。
いつ見ても美しい光景ですが、夏に見るとより季節感があります。
ここから数百mほど走ると再度サイクリングロードに入り直すことができますが、1キロほど走って下井阪にある井阪橋まで行くと終了します。
以後、約13キロにわたり車道を走って桃山町へ入り、そのまま海南市内まで進みます。
井阪橋を渡り終えるとすぐ、左手にでかい桃のオブジェが見えてきます。
桃は桃山町のシンボルです。
桃山町に入り、信号を3つ過ぎると最初の坂が見えます。
写真では見えにくいですが、左手の看板に斜度10%と表示されています。
これ本当に10%?といつも思いながら登っていますが、10%なのでしょう。
ちょうど国道424号線に合流した辺りです。
ここからは延々と坂道が続きますが、最初の坂を上り終えると、なだらかな坂が長く続きます。
以後、数キロほど登り続けますが、一番高いところまで行くと、あとは黒沢牧場の麓まで一気に下り続けます。
登った分だけ下る感じです。
登り6キロ、下り7キロといったところです。
「野上新橋西詰」という4差路交差点に辿り着きます。
交差点の傍にはセブンイレブンと大きなガソリンスタンドが併設されているので目印になります。
標識には表示されていませんが、この交差点を南側に国道424号を山へ向かって進むと黒沢牧場へたどり着けます。
交差点から黒沢牧場までは約7.5キロ。
交差点から3~4キロは緩やかな坂が続きますが、田園風景が消えて景色が山だけに変わると、一気に斜度が上がります。
7分目あたりの景色です。
つづら折りを2回ほど登り終えたあたりでしょうか。
短い距離を一気に高い所まで登るので、勾配が結構きついです。
8分目あたりの景色です。
こんな人の少ない地域でもバスが通っているようです。
バス停の標識には「極楽寺」と書かれています。
画像をクリックするとハッキリと見えます。
隣にお寺がありました。
そして、極楽寺を過ぎると相当キツイ坂が現れます。
極楽にはほど遠いと言えます。
これは泉葛城山や生石高原以外では他に見たことがない斜度です。
ただし、50mもしないうちに緩やかになります。
実際、この激坂を降りてくる車はバンパーが地面に擦れそうになっていました。
唯一、この区間だけ杉がたくさん植林されているため、夏に来ると恵の影になってくれます。
8分目からラストまでは、途中に福祉施設が1件と牛の糞で肥料を作る工場が1件ある以外なにもありません。
黒沢牧場の入り口の案内が見えたら左に曲がってゴールです。
曲がらずにまっすぐ行くと有田川町へ続きます。
黒沢牧場は17時には閉門しますので、中へ入りたい場合は早めに来ることをお勧めします。
詳細は上記のリンクからご確認下さい。
注意点
高所へあまり登らない人は分からないかもしれませんが、秋から春にかけて山を登る時は、登ることよりも下る時の心配をする方が大事です。
手袋は絶対に着用してください。
気温が高い日でも、ロードバイクで高所から一気に下ると、体感温度が極端に下がります。
手袋を着用していないと手が凍るように痛くてハンドルを持てなくなります。
私は初めて冬山に登った時にやらかしてしまい、懲りました。
帰り道、海南市の亀川という地域を通りかかった折り、グリム童話に出てきそうな建物があったので自転車を止めました。
よく見ると郵便局でした。
なんか、お洒落だったので写真に収めました。
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