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ハンドメイドのジャイアントベイトはチェイスはあるがヒットが難しい

ハンドメイドのジャイアントベイト「丁番ドメイドのジャイアントベイト「ジョイント丁番」 釣り・レジャー

今日はハンドメイドルアーについて記事を書こうと思います。ハンドメイドと言ってもミノーやクランクではなくジャイアントベイトです。ハンドメイドルアーを作り始めて10年以上になります。初めて自作ルアーに挑戦したのが中学1年の時でしたから、かれこれ30年近くになります。

ハンドメイドのジャイアントベイト「フナ」

途中全く作っていない時もありましたので、だいたい10年くらいでしょうか。

ハンドメイドルアーを作るのは本当に面白いですが、とても時間がかかりますし根気がいります。

でも、出来上がったルアーがちゃんと泳いでくれた時の喜びは格別です。それでバスが釣れたら最高です。

ハンドメイドルアーを作る人って世の中ちらほらいるようですが、プロでやってる人以外で趣味で作っている人は本当に少ないみたいです。

実際、私は小学生の時からバスフィッシングやってますが、ハンドメイドルアーを作ったことがある人には1人しか出会ったことがありません。

ところで、2年前になりますが、とある知人からルアーを作ってほしいと頼まれたことがありまして、ジャイアントベイトを作ることになりました。当時の私はジャイアントベイトの存在など全くしらず、ビッグベイトを作ったことがある程度でした。


ハンドメイドのジャイアントベイトの上半身
全長30センチの木製のビックベイトを作って欲しいと頼まれて作ってみましたが、これが本当に難しく、何度作っても30センチで300グラム以内に納めることができないではありませんか!

途中から面倒くさくなって25センチや27センチくらいの物をいくつか作ってみましたが、これまたちゃんとS字を描いて泳がせるのが難しいのです。

というか理想的なS字がなんなのかよく分かりませんでした。

27センチの作品をテストしている最中、まぐれで53センチのビッグバスが釣れた時はたまげました。本当にうれしかったです。

53㎝が釣れたハンドメイドのジャイアントベイト
アルミテープで全身コーティングしたものです。
12月の上旬、近所の大型河川で雪の降る日に釣れました。


作成依頼してくれた知人にそのことを報告すると、「それでいいから欲しい」と言われてプレゼントしました。その後、そのルアーで釣れたという知らせはありません。

その時から、どうしてだか理由は分かりませんが私はジャイアントベイトばかり作るようになりました。

大型のチェイスがあったり、尻尾や背中に噛みつくことはあってもなかなかヒットに持ち込めない。

ジャイアントベイトとは非常に奥が深く、扱いが難しいことがよくわかりました。
作りかけのハンドメイドのジャイアントベイト
初めて作った時、「大型のルアーは大味だから作りやすいだろう」とたかをくくっていましたが、実際に作ってみると全然簡単でないことがよくわかりました。

ウェイトの調整が非常に難しいのです。

また、ジョイント部分のヒートンも市販の物では強度が不足して破損してしまうので、プロの方が運営しているサイトから極太のヒートンを購入してようやく完成しました。

WILD LURES」という業界では有名なプロのビルダーの方です。


なんと直系2.3mm もあるステンレスヒートンを購入したのですが市販のものだと当時は最大でも1.8mmまでしか売っていなかったのです。

直系2.3mmのヒートンを取り扱っている業者は今でも少ないですが、一部のサイトでようやく販売するところが出て来たようなので紹介します。

強度は比較になりません。2.3mmは破損どころか曲げることすら難しい硬さがあり頑丈ですが、1.8mmなど何度もキャストしていると劣化して折れてしまうのです。

これは実際に作ってテストした人しかわからないことですが、ジャイアントベイトのジョイント部分に使用されるヒートンは直径1.8㎜では強度が足りないのが現実なのです。

また、以前は直径2.3㎜×38㎜しか入手できませんでしたが、今では単品購入なら様々なサイズが入手できます。

ヒートンの長さは作るジャイアントベイトの大きさやウェイトを入れる位置にも関係しますが、38㎜以上が望ましいと思います。

下記のヒートンは、2.3㎜×40のオープンアイ×5本入りを販売している『日本の部品部屋』の商品です。

以前は最大で1.8㎜までしか扱っていませんでしたが、最近ようやく2.3㎜の取り扱いを始めてくれました。

『日本の部品部屋』はヒートンの長さのバリエーションが豊富で、直径2.3㎜×長さ30㎜~56㎜という充実した品ぞろえですが、まとめ買いしないと割高になるのが痛いところです。

長いヒートンを使用してウェイトと干渉する場合は、ウェイトごとねじ込むと良いでしょう。

難しい場合は細いドリルで下穴をあけてからやると入り易くなります。


ヒートンを使用しない方法も試しましたが、アルミ片を加工して接続するのは非常に手間暇がかかります。

また、重量もかさむのでデメリットが大きいと言えるでしょう。

ジャイアントベイトは普通のバスロッドでキャストしようとすると随分問題があります。

普通のロッドで投げると重たすぎてラインブレイクするか、ロッドが折れてしまいます。

色んなメーカーからジャイアントベイト用のバスロッドが販売されていますが、参考までに使いやすいロッドを紹介します。

ジャイアントベイトを問題なくキャストできるロッド

メガバスロッドはピッチングロッドをはじめパワーフィッシングに向いたロッドでは一押しです。

ハンドメイドのジャイアントベイト「プルトタイプ」
これは一番おもしろい動きをしてくれます。蛇みたいにニョロニョロ動きます。


一番最初に作った失敗作を改良してこんな形に辿り着きました。もちろん、まだ一匹も釣れていませんが、私にとっては傑作のひとつです!

(魚は釣れてませんがトンビが魚と間違えて持って行こうとしました。結構しつこくて、何度もアタックがありましたが、最後は理解したのか捕らなくなりました)

そのうちこれでバスが釣れたら写真を投稿しようと思います。
今日も最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。

ハンドメイドのジャイアントベイトの作成方法に興味のある方は下記の記事が参考になります。

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