第39話は北海道登別にある温泉に第7師団の二階堂と宇佐美の2人が療養に行った先で菊田特務曹長と再会するところから始まります。菊田は昨夜有古一等卒から聞かされた話について興味を持っているようで、二階堂と宇佐美の2人に話しますが、2人ともなにがそんなに興味深いのか分からないという態度を取ります。
そこで有古(ありこ)から直接昨夜の話を聞かされることになりますが、それは雪山を下駄の音を鳴らしながら歩く男を見たという話で、足音は下駄の音なのに足跡がワラ長靴の足跡だったというのです。
しかも背後から見たその男の服が妙な模様だったというのです。
独自に調査を開始する菊田と有古
宇佐美と二階堂に相手にされなかった菊田と有古の2人はそれぞれ独自に調査を開始します。
有古は例の男を見かけた温泉の近くの村で変わった模様の服を着た男の目撃情報がないか尋ねます。すると村のアイヌの女性は、「あれは入れ墨だよ」と教えてくれます。
また、菊田は単独で男が目撃された温泉へ行き、そこでひとり温泉に入っている男に銃を向けます。なんとそれは盲目の入れ墨の囚人、都丹庵士(とにあんじ)でした。
菊田は銃を向ける都丹庵士と打ち合いになり仲間も呼ばれてしまいますが、暗闇に目を慣らしていた菊田は暗闇の中でも良く見えており、都丹庵士の仲間は次々にやられてしまいます。
やがて有古や宇佐美・二階堂も駆けつけ、形勢不利となった都丹庵士は洞窟の中に逃げ込みます。どうやら宇佐美と二階堂の2人は最初に有古の話を聞いた時点でそれが入れ墨の囚人のことだと気付いていたようで、今もこうして第7師団の目的を達成するために菊田とは別の理由で駆けつけたのです。
有古に追い詰められる都丹庵士
一行は洞窟に逃げた込んだ都丹庵士をさらに追跡し、宇佐美は足を撃たれて負傷しますが都丹庵士も菊田に腕を撃たれて形勢不利になり洞窟を出て山の中を逃走します。
ところが、雪山を歩いて逃げる都丹庵士を負ったのは地元のアイヌである有古でした。有古にとって雪山は自分の庭のようなもので、有古に追われた時点で有古の負けは確定していました。
有古は都丹庵士をわざと雪崩の起きやすい地域へ追い込み、そこで雪山の斜面に向かって大量に発砲します。やがて衝撃を受けた雪山は雪崩を発生させ都丹庵士は飲み込まれてしまします。
有古の消息と入れ墨人皮
都丹庵士の一件の後、菊田・宇佐美・二階堂の3人は無事に帰還しましたが、なぜか有古は戻りませんでした。
菊田は有古が気がかりで現地の村を捜索しますが、そこにはなんと元気な有古の姿があり菊田は驚きます。しかも有古は都丹庵士の入れ墨人皮を剥がして回収して持っていました。
菊田はなぜ勝手に剥がして回収したのかと質問しますが、有古は死体の入れ墨を見た時にその模様が正中線で途切れていることに気付き、これは獲物を処理するように剥がすよう意図して掘られたものだと理解しとのことです。
さらに、発見現場が山奥だったことや宇佐美・二階堂に手柄を横取りされては困ると思い、菊田特務総長が来るのを待っていたというのです。
それを聞いた菊田は「よくやった」と有古を褒め、鶴見中尉にこれ以上ない手土産ができたと喜ぶのでした。
第40話に続く。
第38話・第40話のあらすじは下記の関連記事から確認できます。
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