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紀の川フルーツラインでポタリングするつもりがヒルクライムになった話

九度山方面から登ってすぐの高野山との分岐点 サイクリング

2023年6月17日、久しぶりに時間ができたうえに天気が良かったので新聞で知った紀ノ川フルーツラインをポタリングのつもりでロードバイクで走って来ました。区間は藤崎頭首工のあたりから九度山ミュージアムまでにしました。

実際に走った感想としては、この道は紀ノ川広域農道よりも道は綺麗だけれど、アップダウンがきつくてやたら疲れたうえに、途中で欄干の低い橋が何度もあって怖かったです。筆者のような高所恐怖症の人にはおすすめできません。

下記は西嶋橋という名前の橋で欄干はやや低めですが、もっと欄干が低い橋があったので恐怖でした。

泉葛城山を神通ルートで登る時に欄干の低い橋がありますが、あんなのがあって猛烈に怖かったです。

紀ノ川フルーツライン・西島橋2

紀ノ川フルーツライン・西島橋2

紀ノ川フルーツライン・西島橋1

紀ノ川フルーツライン・西島橋1

また、アメリカンのバイクでツーリングしている人がやたら多かったのに対して、ロードバイクで走っている人は3人しか会いませんでした。

紀の川フルーツラインはアスファルトの温度が上がり易いようで、九度山に到着するまでにけっこう体力が削られました。

表札を左に曲がると九度山真田ミュージアムの真横に繋がります

表札を左に曲がると九度山真田ミュージアムの真横に繋がります

ショートカットのつもりがHPカットになるというまさに魔のサイクリングロードでしたが、信号が全くないのは本当にありがたかったです。

とは言うものの、平坦でとことん飛ばしたい人には起伏が激しいのでおすすめできないことも分かりました。

もしもとことん飛ばしたいなら、紀ノ川広域農道のほうが絶対におすすめです。

地元メディアに掲載された紀の川フルーツライン開通の知らせ

実は紀ノ川フルーツラインの存在は、地元の新聞(ニュース和歌山)に全区間開通したとの記事が掲載されるまで知りませんでした。

筆者は以前から自宅がある和歌山市北部から紀ノ川サイクリングロードを走って九度山・橋本方面へは何度もサイクリングしており、その都度紀ノ川の南方にそびえる山の上を走る綺麗な道路が気になってはいましたが、どうやったらその道に上がれるのかさっぱり分かりませんでした。

新聞に紀ノ川フルーツラインの最終区間が開通したという記事が載り、どうも藤崎頭首工付近から南方向へ向かえば入口があるようだと分かりましたが、それでも実際に行ってみるまで不明瞭でした。

不思議なことに、付近にそれらしい表札は一切掲げられておらず、これでは知っている人しか分からないのではないかと疑問を感じましたが、まあとりあえず発見することはできました。

和歌山市方面からだと入口が分かりにくい!

今回、筆者は紀ノ川フルーツラインを藤崎頭首工付近から九度山まで試しにロードバイクで走ってみましたが、正直なところ和歌山市方面から来た場合、フルーツラインの登り口は少し分かりにくいです。

理由は標識がまったくないからですが、新竜門橋の南詰をまっすぐ南方向へ山に向かって道なりに走ると綺麗に新設された道路があり、その道路をぜーぜーハーハー言いながら登ればそれがまさにフルーツラインです。

ちなみに2023年6月17日現在、Googleマップにはまだ新区間が反映されていません。

紀の川フルーツライン・和歌山市方面から登ってすぐの交差点

最後に開通した区間から登ってすぐのところにある交差点

デュプロの交差点

デュプロの交差点

そして、話は一気に九度山に飛びますが、九度山方面から登る場合は登り口が分かり易くなっています。

九度山方面は高野山へ向かう道が左側、フルーツラインが右側というふうに綺麗に分かれているので、迷わずフルーツラインへ入ることができます。

九度山からフルーツラインへ上る入口は真田ミュージアムの真横にあります。

ただし、九度山方面から登るとけっこう長い距離を登ることになります。

ちょっとしたヒルクライムになると言ってもいいです。

特に6月以降の真夏日で日中に登るとキツイです。

筆者は6月17日(土)の13時頃、気温29℃で走りましたが、アスファルトが温まっていて頭がクラクラしました。

 

目的地の真田ミュージアムでいつもは買わないスポーツドリンクを買って500CCを一気飲み!

直後に腹がゆるくなってトイレに駆け込みました。

帰りはダラダラと紀ノ川サイクリングロードを走って帰りましたが、疲れすぎて2時間くらいかかってしまいました。

けっこう勾配がきついうえにアップダウンが激しい

ノ川フルーツラインを和歌山方面の入口から九度山までの区間を走ってみた感想ですが、紀ノ川北部を走る紀ノ川広域農道よりも起伏が激しいというのが筆者の印象です。

途中で高野山へ向かう国道480号との分岐点もあるくらいなので、けっこう山部深いところに位置するのは間違いありません。

下記の写真はまさに480号との分岐点です。

九度山方面から登ってすぐの高野山との分岐点

紀ノ川フルーツライン・480号との分岐点

480号へ曲がれば高野山へ繋がってます

ぶっちゃけ、ふつうに高野山へ行くよりも紀ノ川フルーツラインのほうがなぜかアップダウンのダメージがきつかったです。

途中で足を付くほどの勾配ではありませんが、気楽にポタリングできるようなものではないことは間違いありません。

また、紀ノ川と周辺の平野を一望できるポイントが随所にあるので景観はけっこう良好ですが、葛城山など800M級の山と比べるとそれほどでもありません。

紀ノ川フルーツライン景色1

紀ノ川フルーツライン景色1

強いて言えば百合山の頂上から見下ろした紀ノ川平野の景色と遜色ないといった感じでしょうか。

百合山は竹房橋から上に数百M登ったところにある歴史遺産(古戦場?)で、けっこう眺めが良いので何度も行っていますが、紀ノ川フルーツラインの景観は百合山クラスということにしておきましょう。

紀ノ川フルーツライン景色2

紀ノ川フルーツライン景色2

紀ノ川フルーツライン景色3

紀ノ川フルーツライン景色3

紀ノ川フルーツライン景色4

紀ノ川フルーツライン景色4

それとですね、紀ノ川フルーツラインは橋本・九度山方面から登ったほうが断然勾配がきついです。

和歌山市方面から行くと最後は下りばかりで楽ですが、反対側から登ったらまさにヒルクライムになるでしょう。

勾配はきつ過ぎず緩すぎずですが、坂道がけっこう長いうえに単調なので、たぶんロードバイクで山を登るのが好きな人には向いていません。基本的に直線が多く、アップダウン以外に変化が無さすぎます。

 

筆者も下手の横好きで山をロードバイクで登ることがありますが、フルーツラインはつまらないヒルクライムになると思います。(練習にはなりそうです)

まあ、桃山町の県道2号を黒川のバス停まで登るのに比べれば屁でもないですが、楽ではないでしょう。

ともあれ、道は綺麗に整備されているし表札も綺麗で分かり易いし、いいところもあります。

余談ですが、なぜかため池がたくさん見つかったのは意外で、筆者はバスフィッシング歴もかなり長いので、魚の生存確認をしたくなったのでありました。(しませんでしたが)

今回は新たに開通したことで知った紀ノ川フルーツラインを走った感想を紹介しましたが、この他にも和歌山でサイクリングにおすすめのコースやスポットはけっこうたくさんあります。

興味がある方は、初心者でも一度は行っておきたい和歌山のサイクリングスポットを参考

にされると良いでしょう。

実際にロードバイクで走ってみれば分かりますが、和歌山はサイクリングパラダイスです。

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